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2019年7月18日木曜日

九山新之丞を襲名している木彫家の森哲荘さん作品展ギャラリーコジマで

 彦根仏壇の伝統工芸士で江戸時代の名工・九山新之丞を襲名している木彫家の森哲荘さん(72)=米原市=の作品展が、12日から銀座町のギャラリーコジマで始まった。
 森さんは15歳の時に父親のすすめで木彫りを習い、2年後に京都で京仏具の彫刻を担った。昭和44年に帰郷し2年後に独立して森彫刻所を設立し、彦根仏壇の彫刻に携わり、平成11年に木彫部門の伝統工芸士に認定。同28年には京都祇園祭の大船鉾の龍頭を3年がかりで製作し、九山新之亟を襲名した。
 約10年前に、各地に木彫りの仏像を残したことで知られる江戸時代前期の僧・円空にならった創作を開始。マツ、ヒノキ、クスノキなどを使い、さまざまな表情の大小の仏像を仕上げてきた。
 森さんは「円空の作品を見て、仏さんを彫りたいと思った。木彫りならではの魅力を持っている」と語っていた。ギャラリーコジマでは高さ4㌢から約50㌢までの作品70体を展示している。土日と23日の午後から在廊。開館は23日までの午前10時半~午後6時。水木曜休館。平和堂銀座店の駐車券あり。

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