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2019年8月8日木曜日

甲子園出場の近江高校ベンチ入りで唯一の彦根出身・藤居海斗投手へインタビュー

 近江高校野球部のベンチ入りメンバーのうち、唯一の彦根出身で3年生の藤居海斗投手(17)=西葛籠町=に、自身の持ち味や甲子園での抱負を聞いた。
 藤居投手は河瀬小学校の1年生の時から野球を始めた。彦根中学時代はクラブチームのHIKONE Jボーイズ(現・滋賀ユナイテッドJボーイズ)に所属。1年生の時から投手を務めた。ハードな練習だったといい「走り込みを中心に練習したため、下半身強化につながった」と振り返っていた。
 「小さいころから知っていて、県内でも強いチームに入りたい」との思いから近江高へ進学。高いレベルで競争が激しかったが、めきめきと成長し、2年生の秋の県大会でベンチ入りを果たした。冬場にはスクワットや、腕・手首の筋トレを行い、今年3月に初めてストレートが140㌔を超えた。

有馬捕手「まっすぐ良い投手」
3種の変化球も「自分追い込む」
 春の大会でもベンチ入りし、優勝した近畿大会の初戦にも登板した。夏の滋賀大会では2試合で3イニングを投げ、被安打1、失点1、与四死球4、奪三振5の成績だった。「納得できる投球ではなかった」と反省し、その原因について「緊張や不安があった」と分析。「精神面を鍛えるには厳しい練習しかない。練習量を増やして自分を追い込みたい」と語っていた。
 持ち球は最速142㌔のストレートと、チェンジアップ、スライダー、カーブ。藤居投手は「ストレートで押していきながら変化球を投げるという緩急をつけた投球が僕の持ち味」「甲子園で投球する機会があれば、どんどんストライクをとって、リズムの良いピッチングを見せたい」と抱負を語った。藤居投手について、捕手で主将を務める有馬諒選手は「まっすぐがいいピッチャー。コントロールが良ければ、甲子園でもいい投球ができると思う」と太鼓判を押した。
 藤居投手は甲子園で対戦したい選手について、岐阜代表の中京学院大中京高の藤田健斗選手をあげた。藤田選手は捕手で、U18日本代表候補にも選ばれている。中学時代にはHIKONE Jボーイズに所属し、2年生の時に藤居投手とバッテリーを組んだ。「藤田選手はバッティングもいいので、対戦したいのはもちろんだけど、互いに甲子園に出場できることがうれしい」と笑顔を見せた。
 将来の目標・夢については「まずは近江高校が日本一になること」とし「彦根市民の代表として頑張りますので、応援よろしくお願いします」と話していた。

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