彦根市長選に出馬を予定している、前市教育長の前川恒廣氏(61)と元毎日放送記者の田原達雄氏(68)が3日、「候補者の一本化」に向けて協議を行ったことがわかった。協議の場には自民党の西村久子県議も立ち会った。
市長選にはほかに現職の大久保貴氏(53)が出馬を予定しており、同陣営には民進系の国会議員、県議、市議のほか、自民系の県議、市議も応援している。前川、田原両氏にも自民系の元県議や市議が付いているため、いわゆる保守が3陣営に分裂した状態になっている。また現職という強さと知名度で勝ることから大久保氏が優勢とみる両陣営の危機感も背景にあると思われる。
関係者によると、西村県議らが仲介となって、前川氏と田原氏を招いて稲枝で協議を行った。事実上、前川氏を候補者として擁立し、田原氏が出馬を取りやめる形の一本化を目的にした話し合いだったが、結論は出なかった模様だ。田原氏は協議後の本紙の取材に「出馬の方向だ」と話しているが、16日の告示を前に最終的な調整が続くとみられる。
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