2017年4月10日月曜日

稲枝地区を発展させよ

 市南部(稲枝地区)をいかに発展させるか―。これまでに幾度となく話題にあがっているが、いつまで経っても変わらぬ現状に、稲枝の住民からは「市の施策は市街地(北中部)ばかりだ」など皮肉る声が毎年のように聞かれる。
 稲枝では昨年、稲部町と彦富町で発掘中の稲部遺跡が極めて重要な遺構であることがわかり、全国的にも話題になった。
 道路整備に伴う発掘調査だったため、市は今年2月に遺跡を保存して道路計画を見直すことを決定。一方で、一部の地元住民からは道路整備が遅れるため、計画通り進めるべきだとする声もあり、市は遺跡の保存と道路整備の両輪で進める必要がある。
 稲部遺跡と道路整備の計画がある稲枝駅西口エリアでは、朝鮮人街道にかけて商業施設などを建設する計画が以前から持ち上がっていたが、農地転用の話が進まずに開発が遅れているという。
 市が道路計画の見直しについて、さきごろ稲枝住民を対象に行った説明会では、住民から「彦根城を中心にした施策が目立つ」「稲枝は地盤沈下が年々、進んでいる」など、稲枝地区の開発と振興を求める意見があがっていた。
 稲部遺跡を中心にした稲枝地区の開発を早急に進めるべきであり、遺跡に関する博物館などの文化ゾーン、住宅エリア、商業施設の整備を進めると共に、荒神山と稲部遺跡を絡めた観光面でも活用できるであろう。
 稲枝駅西口エリア以外の地域でも農業を中心にさまざまな分野で開発、振興を図れる要素があり、稲枝地区の発展は次期市長の力量次第である。 【山田貴之】

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