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2019年3月7日木曜日

ミシガン州立大学連合日本センターの学生たち大江戸吹雪の舞を体験

 彦根市松原町のミシガン州立大学連合日本センターの学生たちが2月26日、井伊直弼の開国への思いをうたった民謡「大江戸吹雪」の舞を体験した。
 大江戸吹雪は1960年(昭和35年)10月にレコードが発売。直弼の開国の決断や桜田門外の変など直弼の生涯をうたった歌詞で、「男の魂ここに見る 彦根の城の天守閣」で締めくくられている。2008年に彦根市内であった井伊直弼と開国150年祭を機に結成された市民団体・直弼のこころを伝える会(小田輝子会長)の「大江戸吹雪を広め隊」が、市内小学校や公民館などで大江戸吹雪の歌詞の解説や舞を教える活動をしている。
 同センターのベンジャミン・マクラケン所長が彦根青年会議所の会員時代に大江戸吹雪を知り、米国の学生たちにも舞を体験してもらおうと同隊に協力を依頼。この日は馬場和子隊長ら3人が井げたと橘の紋が入った朱色のかみしもを着て来校し、「日本の文化と社会」の講義を受講する学生15人に大江戸吹雪を教えた。
 馬場隊長が歌詞について説明し、3人で舞を披露した後、学生たちは3班に分かれ、かみしもを身につけ、扇を手にしながら大江戸吹雪の歌に合わせて振り付けを習っていた。イースタン・ミシガン大学3年生のクリスタル・スレートンさん(21)は「直弼については彦根ではいい印象だけど、(安政の大獄で)全国的にはまだ悪い印象が多いと聞いています。大江戸吹雪の舞は難しかったけれど、練習したら何とかできると思います」と笑顔を見せていた。
 学生たちは今後も練習し、4月19日の修了式で舞を披露するという。

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