2019年3月6日水曜日

井上仏壇店の実績紹介本が発刊

 彦根市芹中町の井上仏壇店の実績を紹介した本「伝統産業の製品開発戦略―滋賀県彦根市・井上仏壇店の事例研究」が発刊された。
 著者は滋賀県立大学博士研究員の大橋松貴さん(34)=長浜市。ライフスタイルの変化などで転換期を迎えている仏壇業界で、新たな視点や技術に基づく開発につなげてもらおうと彦根仏壇の井上仏壇店に着目。本では同店の井上昌一社長(51)を中心とした経営者らが2011年2月に結成したグループ「،m+(ナナプラス)」や、同店が同年8月に考案したカフェ用品シリーズ「chanto(シャント)」を取り上げたうえで、仏壇の伝統技術を生かしながら現代の市場に合った製品開発を推奨している。
 大橋さんは2014年から井上社長へのヒアリングや独自の研究の内容を本にまとめた。「仏壇業界は厳しい状況と言われるが、工夫次第で伝統芸術を生かして色んな物に応用できることをこの本で知って頂ければ」と話している。本では「研究の目的」「彦根仏壇産地の特性」「井上仏壇店の製品開発イノベーション」「ターンアラウンド(経営再建への研究開発)戦略」などで構成している。
 井上社長は「最初は奇抜すぎると思われたかもしれないが、彦根仏壇の伝統技術の継承を目的にぶれずにこれまでやってこられた。この本を読んだ方のお役立ちができたら本望だと思う」と語っていた。
 本はA5判、167ページ。サンライズ出版。税抜き2800円。全国の書店で販売している。

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