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2019年6月22日土曜日

「幸せになる花」リュウゼツラン 久栄ナーセリーで開花

数十年に一度しか咲かないとされるリュウゼツランが彦根市賀田山町の洋ラン専門店「久栄ナーセリー」で開花している。同店は23日まで夏のラン展を開いており、一般公開している。
リュウゼツランは中南米原産で、先のとがった巨大なアスパラガスのような葉が放射線状に広がる様子が竜の舌のようなため、その名が付いた。生育が遅く、花が咲くまで何十年もかかることからセンチュリープランツ(世紀の植物)とも呼ばれる。
久栄ナーセリーは昭和2年(1927年)に開業し、初代の長崎久衛から店名が付けられた。三代目で現店主の長崎全宏(まさひろ)さん(55)が子どものころの約50年前に、リュウゼツランの苗が同店に持ち込まれた。当初は鉢植えで育てられていたが、妻の美代子さん(54)が嫁いできた30年前に地植えされ、以降めきめきと生育してきた。
高さ約6㍍、下部の葉の部分が幅約3・5㍍まで成長。頂上部分に20個ほどのつぼみができ、今月9日に下の方の茎から順番に黄色い筒状の花が咲き始めた。長崎さんは「この50年間で開花したのを初めて見ました。リュウゼツランは開花の時に巡りあうと幸せになるとも言います。多くの人に見てほしい」と来店を呼びかけている。見ごろは7月初めごろまでだという。見学自由。

ラン展23日まで
久栄ナーセリーで
 久栄ナーセリーは23日まで夏のラン展を開いている。滋賀愛蘭会や滋賀洋ラン会の会員ら県内外の愛好家30人が栽培したラン約150点を展示する。栽培相談のほか、洋ラン情報誌の進呈も。オープン時間は23日までの午前10時~午後5時。入場無料。駐車場あり。問い合わせは同店℡(28)4425。

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