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2020年8月12日水曜日

彦根翔西館高校生徒会が中庭にアンブレラスカイ制作

 県立彦根翔西館高校の生徒会執行部が校内の中庭に、カラフルな傘を空中展示する「アンブレラスカイ」を制作。マスコミに公開した7月30日には市立城南保育園の園児たちも見学に訪れ、太陽に反射して輝く虹色の光景に「きれい」などの声があがっていた。
 新型コロナウイルスの影響で、毎年7月に開いている文化祭と体育祭(学園祭)が中止となったため、生徒会執行部の1年生から3年生までの22人は代替企画としてアンブレラスカイを企画。全校生徒984人の願い事が書かれた短冊を付けた7色(虹色)の傘計約1000本を、長さ25㍍前後のワイヤー38本に二十数本ずつ取り付けて中庭の地上約5㍍に展示した。
 執行部のメンバーは先月23日から26日までの4連休に登校し、ワイヤーを切ったり、傘を取り付ける作業を行い、最終日に完成させた。翌日、登校してきた生徒たちからは感嘆の声があがっていたという。
 生徒会長の宇野樹さん(17)=大薮町=は「文化祭と体育祭が中止になって残念な思いの中、喜んでくれる生徒の皆さんの姿が見られて、とてもうれしかった」と笑顔を見せた。またアンブレラスカイを考案した奥屋蒼生さん(18)=小泉町=は「中学校の修学旅行の時に見て感動した。サプライズだったので、みんなに喜んでもらえて良かった」と話していた。
 30日には城南保育園年長組の園児54人が見学し、記念写真を撮っていた。今月7日まで展示したが、新型コロナウイルスの感染防止のため一般には公開しなかった。

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