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2020年9月11日金曜日

彦根市民会館を解体へ

 彦根市は8月31日、市教委や上下水道部などが入る彦根市民会館を解体すると発表した。跡地利用については未定。関連議案を9月定例会に提案する。
 彦根市民会館は敷地面積6064平方㍍に鉄骨コンクリート造り地下1階・一部3階の延べ6616平方㍍で昭和39年(1964年)6月30日に竣工。収容人数890人の大ホールと同300人の小ホールを備え、イベント会場として使われていたほか、結婚式場やレストランもあった。1997年にひこね市文化プラザが開館して以降はホールを閉鎖し、市の事務室として順次活用してきた。ほかに国際交流サロンやギャラリー、会議室、料理教室、練習会場で利用されており、今年3月には彦根ボランティアガイド協会の事務局にもなった。
 市は市役所本庁舎の耐震と増築に伴い、完成後には市教委や上下水道部などを新庁舎へ移す予定。また彦根市民会館の建物と設備が老朽化し、耐震性にも問題があるとして、来年6月30日での閉館と解体を決定。土地を所有する滋賀県護国神社にも報告した。9月定例会に提案する補正予算案には解体に向けた実施設計と地歴調査の委託費(664万円)を計上する。
 跡地利用について市は「護国神社と話し合いはしておらず、まだ決まっていない」としている。

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