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2014年12月11日木曜日

戦国カロム製作、丸松木材

 彦根市古沢町の丸松木材が、カロムを戦国バージョンにした「戦国カロム」を製作。先月末に市内で行われたひこね甲冑祭で披露し、甲冑姿の武将たちが東西に分かれて対戦していた。
 カロムのPRと地域の歴史文化の再認識を目的に考案。カロムの中央には関ヶ原合戦図屏風のコピーを印刷し、各辺には東軍が徳川家の緑と井伊家の赤、西軍が豊臣家の黄と石田三成の黒の色が塗られている。
 王将の代わりに「天下人」と書かれたコマと東西12人ずつの武将の家紋を記した計24個のコマを配し、東西の各チームが相手方の家紋が記されたコマを落とし、最後に「天下人」を落としたチームが勝利となる。
 1セット3万5000円。問い合わせは同社☎0749(22)5535。

2014年12月10日水曜日

人が集うカフェ・旅LOVEチャイハネ来月オープンへ七曲り通りに

 世界各国を約4年間旅した彦根市沼波町の伊藤裕介さん(35)が、人々が集えるカフェ「旅LOVEチャイハネ」のオープンに向けて自宅を改装している。
 伊藤さんは平成21年7月から昨年8月までバックパッカーとして、アジアやヨーロッパ、アフリカなど81の国と地域を旅した。そのうち、中央アジアから西アジアにかけてある喫茶店「チャイハネ」に頻繁に立ち寄ったという。
 中央・西アジア地域では、チャイが「茶」、ハネが「家」という意味。伊藤さんは「お茶を提供するカフェというよりも、人が集まるからお茶を出す憩いの場のような所だ」と説明する。
 伊藤さんがオープンを目指す店は七曲り通り沿いで、父親の昇さん(61)が経営する手打ちそば屋・文久蔵の奥にある。床に立方体に切った木を敷き詰め、壁にはカラフルなデザインの絵を描いており、一緒に経営する河嶋秀幸さん(30)=芹川町=や大学生たちと一緒に、来年1月中のオープンに向けて急ピッチで作業をしている。
 店では飲み物やケーキ、酒のつまみなどを提供するほか、イベントも開催する予定。伊藤さんは「色んな方たち同士が出会い、人生を変えられるような場所をつくっていきたい」と話している。
 問い合わせは同店のフェイスブックか伊藤さん☎080(8331)3034。

2014年12月7日日曜日

衆院選滋賀2区は上野優勢で田島追う中川苦戦

 14日投票の衆院選は早くも中盤戦に入る。全国紙や地方紙が4日付けの朝刊で「自民党の300超え」を報じたが、滋賀2区でも本紙の分析では自民前職の上野賢一郎氏(49)が優勢で、その後を民主元職の田島一成氏(52)が続き、共産新人の中川睦子氏(56)が追う形になっている。
 上野氏は自民、公明の組織票のほか、出身地の長浜や保守層が強い郡部で着実に票を集めて優勢に立っている。だが、彦根では民主候補に負けている情勢で、陣営では「油断することなく、最後まで気を引き締めてやる」と完全勝利を目指す。
 田島氏は民主や社民の支持層に浸透しており、彦根で有利に展開。「福井の原発再稼働反対」を訴えて、長浜や米原でも支持を求めるが、民主への不信の声が根強くあるため、伸び悩んでいる。陣営では「比例で救われるという考えではなく、あくまでも選挙区勝利を」としている。
 中川氏は共産層のほか、消費増税や集団自衛権行使などの反対派から支持を得ているが、ほかへの浸透が見られない。

2014年12月6日土曜日

松原内湖遺跡で鎌倉末期の勧請板発見 全国2例目

 県文化財保護協会は3日、彦根市松原町で発掘調査している松原内湖遺跡から、祈とう用に集落の境界につるされたと見られる鎌倉時代末期の「勧請板(かんじょういた)」=写真=が見つかったと発表。きょう6日に県立安土城考古博物館で公開される。 
 国道8号米原バイパスの整備事業に伴い発掘調査を平成24年度からしており、今年度(4月~来年2月)はそのうちの8000平方㍍で実施。これまでにも縄文時代の遺構や奈良時代から室町時代にかけての集落跡が見つかっており、今年度の調査でも鎌倉~室町にかけての柱穴や溝、井戸など集落跡が発見された。
 見つかった勧請板は木製で、縦12・8㌢×横27・8㌢×厚さ7㍉の絵馬型。表面に墨で「仁王経一座般若心経十二巻、観世音経十二巻 謹んで掲げます」「息災延命、増長福寿を願う、信心の篤い大施主です」「元徳3年正月八日」などと書かれている。元徳3年は鎌倉時代末期の1331年。同じ読み方で巻数板とも書く。
 正月8日は、寺院では旧年の悪を正し、その年の吉祥を祈願する修正会(しゅうしょうえ)と呼ばれる法会の最終日にあたり、その際に読まれた経典の数や願いを書いた板を屋敷の門や集落の入り口に縄を張って1年間つるす習わしがある。現在でも近畿地方を中心に正月行事の「勧請つり」として全国で行われており、滋賀県では東近江市を中心に広く残っており、絵馬型の祈とう札をつり下げる集落もある。
 中世の勧請板の出土は近畿では初だが、全国ではほかに、石川県金沢市の堅田B遺跡で「建長三年」(1251)「弘長三年」(1263)と書かれた2点が出土。金沢のは堀を伴う屋敷地から般若心経の全文が記された長方形の物が出土した。戦国時代の越後国(新潟)の領主・色部氏の記録「色部氏年中行事」にも正月八日に般若心経を書いた板をつり下げる儀礼の様子が書かれている。
 松原内湖遺跡では以前の発掘で、供養のために墓地などに立てる木製の供養具「卒塔婆(そとば)」が1点出土しており、見つかった勧請板にも記された卒塔婆12本のうちの1本の可能性があるという。
 奈良文化財研究所の史料研究室長・渡辺晃宏さんは「勧請つりの行事が集落においても鎌倉時代末期に今と同じような形で広く行われていたことを示す重要な発見。木簡としての残りの良さは、行事終了後の速やかな廃棄を予測させ、卒塔婆と共に行事の全体像をうかがわせる」と話している。
 県立安土城考古博物館での公開時間は6日午後1時~と同3時~。

2014年12月4日木曜日

衆院選公示 滋賀2区は3氏が舌戦

 衆院選挙が2日公示され、滋賀2区には民主元職の田島一成氏(52)、共産新人の中川睦子氏(56)、自民前職の上野賢一郎氏(49)が立候補。安倍首相の経済政策「アベノミクス」の是非をはじめ、東アジア外交、安全保障、原発などをテーマにそれぞれの公約を訴えている。投票は14日。2区の有権者数は26万2327人。
 田島候補は彦根駅前で「アベノミクスは東京だけがおいしい思いをしており、(その恩恵は)地域で暮らしている誰一人にも届いていない」と第一声。
 「農家からは農業が続けられない、福井の原発に対しては再稼働が不安、中小企業からは円安で資材の値段が上がって仕事が続けられない、との声を聞く」と現政権の政策を批判した上で「農家には個別所得補償制度を行い、中小企業を支える制度をつくり、高齢者や困窮者への社会保障制度を充実していきたい」と説明。「この生まれ育った湖東湖北の代表として、疲弊した地域、企業、暮らしを立て直したい」「安倍政権に真っ向から挑むためにも、もう一度国会で戦い抜きたい。現政権への怒りを私に入れてください」と、再選のための支持を求めた。
 彦根選出の中沢啓子県議は「今回の選挙は大義なき解散であり、この選挙に使われる多額のお金があれば、さまざまな施策に回せるはず」と批判。「この国の未来のために勝利したい」と田島候補への投票を呼びかけた。
 中川候補は彦根市長曽根南町の事務所前で「今回の選挙は安倍暴走政治との戦い。全力で戦い抜き、何としても皆さんの願いを叶えたい」と第一声。彦根での市民アンケートで母親や若者たちが生活に苦しんでいることを紹介した上で「多くの人たちが安倍暴走政治を止めたいと思っている。私たち共産党がしっかりと示している対案を多くの人に知ってもらい、広めてもらうことが躍進につながる。安倍暴走政治を止める確かな力は共産党。私、中川を国会へと押し上げてほしい」と支持を呼びかけた。
 共産党の奥谷和美県委員長は「安倍政権は消費税増税、原発再稼働など国民の声を無視した政治。我々は▽消費税10%の中止▽アベノミクスのストップ▽戦争する国づくりを許さない▽原発再稼働はノー▽沖縄新基地建設の中止―などを掲げている。私たちが頑張り抜けば共産党が躍進する。期待と支持があっても得票が議席にむすびつかなければ、私たちの声は政界に届かない。ありとあらゆる力を結集して、勝ち抜こう」と激励した。
 上野候補は長浜市内の事務所内で第一声。「この2年間、安倍政権は日本の建て直しに取り組んできた。働く人の数は100万人増えた。失業率も大幅に改善した。数字のうえでは日本経済はデフレ脱却の糸口が見えている」とアベノミクスの効果を語った上で「しかし、我々の暮らしの実感はまだまだ。だからこそ、私どもに仕事をさせていただきたい」と訴えた。
 中国の海洋覇権などを念頭に「東アジアの緊張はこの50年間で最も厳しい。近くの国とは友好関係を結ばなければならないが、国民の命、国土、海をしっかり守り抜くのが大前提。毅然とした外交を安倍政権のもとで貫く」とした。地域の課題としては国体、北陸新幹線の米原駅乗り入れ、彦根城の世界遺産登録、国道8号線の渋滞緩和とバイパス化、河川の整備計画の後押しなどを挙げた。
 後援会長の河本英典元参院議員は「日本を取り巻く国際環境は非常に変化している。民主党のようなのんきなことを言っていると大変なことになる。中国や北朝鮮の脅威など、外交面でやるべきことがある」と語った。

彦根城フェス閉幕 流鏑馬 甲冑祭 フラッシュモブ

 彦根城フェスの一環で先月29日、ひこね甲冑祭が開かれ、西軍と東軍に分かれた甲冑姿の武者や子どもたちが大手門橋の上で綱引きをして対戦した。また30日には大手前保存用地で彦根城フェスのフィナーレイベントとして流鏑馬(やぶさめ)が開催された。
 甲冑祭は四番町スクエアを本陣として、花しょうぶ通り、夢京橋キャッスルロード、辻番所の各陣であり、甲冑姿の武者約50人が参加して、じゃんけん大会やスタンプラリーが開催された。
 綱引きには東西29人ずつが参加し、四番町スクエアで出陣式を行った後、大手門へ練り歩き、いしだみつにゃんやひこどんら東西のゆるキャラたちが応援する中で3本勝負を行い、2勝1敗で西軍が勝利した。
 まち行く人が突然踊り出すフラッシュモブには4歳~58歳の31人が参加し、四番町スクエアで2回、披露した。
 流鏑馬には、彦根市の親善都市・栃木県佐野市で毎年8月にあるさの秀郷まつりで流鏑馬を披露している倭式騎馬会(東京都)のメンバー約50人が馬7頭と一緒に来彦。
 滋賀県護国神社で安全祈願が行われた後、彦根鉄砲隊の隊員、佐野市のキャラ・さのまる、ひこにゃんらが会場まで武者行列。大手前保存用地には砂で約180㍍の馬場が設けられ、あやい笠に直垂(ひたたれ)、むかばき、いぐつなどを身につけた同会の男女たちが馬を走らせて、3地点に設けられた的を弓で射抜いた。同会メンバー最年少の都立千歳丘高校2年生の鈴木千久馬君(17)は「初めて訪れた彦根城の中でできたのは夢のようだった」と話していた。
 会場では的が打ち抜かれる度に大きな歓声が沸き起こっていて、市内から訪れた松山時央君(9)は「的にバーンと当たるのがとても迫力あった」と語っていた。流鏑馬の後には乗馬体験もあり、子どもたちが楽しんでいた。

2014年12月2日火曜日

花しょうぶ通りに戦国武将テーマ館・治部少丸オープンへ、彦根仏壇は宮殿師育成へ 12月市議会に予算

 彦根市議会12月定例会は12月1日に開会され、一般会計補正予算案(16億1203万円)など21議案が提案される。補正予算の中には、花しょうぶ通り商店街に来年2月末オープン予定の戦国武将のテーマ館「治部少丸(じぶしょうまる)」の設立補助(56万7000円)や、彦根仏壇の若年労働者を雇用させるための事業(56万4000円)が入っている。
 花しょうぶのテーマ館は花しょうぶ通り商店街振興組合が旧とも栄履物店を改装して設置。石田三成とその家臣の大谷吉継、島左近に関するギャラリーで、手作りの甲冑などを展示する。事業費226万8000円のうち、県が半額補助し、残りの半分を市が補助する。
 彦根仏壇の若年雇用事業は、仏壇七職のうち後継者がいない宮殿師(くうでんし)を育てるために彦根仏壇事業協同組合が40歳以下の人材1人を募集するというもの。現役の宮殿師の下で働きながら、彦根仏壇の歴史や工程なども学ぶ。県の緊急雇用創出特別推進事業の地域人づくり事業の補助金を活用する。なお12月議会の質疑ならびに一般質問は8日~10日。採決・閉会は18日の予定。