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2014年6月30日月曜日

滋賀県立大生グループ・フラワーエネルギー「なの・わり」出前講座で資源再生教える

 彦根市八坂町の滋賀県立大学工学部の学生たちによる出前講座が17日、市立平田小学校であり、児童たちがバイオディーゼルなど環境について学んだ。
 菜の花やヒマワリを使った資源循環型社会を目指して活動している県大生のグループ「フラワーエネルギー『なの・わり』」が、小学生に環境や自然エネルギーに関心を持ってもらおうと出前講座を企画。今年度は5月20日に市立若葉小学校でも行った。
 今年度2回目となった平田小には同グループの学生7人が訪問し、4年生47人に教えた。同グループ代表の古川丈晴さん(22)がプロジェクターを使って「二酸化炭素を排出する発電方法は」や「バイオディーゼルを精製できる植物は」などをクイズ形式で児童たちに答えさせながら、再生エネルギーについて解説。
 ほかの学生たちも加わり、自動車やバイオディーゼルなどに扮した寸劇も披露し、バイオディーゼルが二酸化炭素を吸収する菜の花から作られて循環している仕組みを説明した。
 その後、児童たちは3、4人ずつのグループに分かれ、学生たちに教えてもらいながら、手のひらと氷の温度差を利用してプロペラを回転させる発電の体験をした。児童の高木美園さん(9)は「バイオディーゼルになる菜の花が二酸化炭素を吸収していることを知った。これからはごみを減らしたり、ガソリン車にできる限り乗らない生活を心がけたい」と話していた。
 同グループは小学校での出前講座や高校生を大学に招いての授業をしているほか、菜種の栽培からバイオディーゼルの精製、被災地からのヒマワリの種を使っての栽培などをしている。

滋賀県知事選告示 嘉田県政の継続争点に3氏の戦い

 県知事選(7月13日投開票)が26日告示され、いずれも無所属新人の元内閣官房参事官・隆史(47)=自民、公明、維新滋賀総支部推薦=、共産党県常任委員の坪田(55)=共産推薦=、前民主党衆院議員・三日月大造(43)の3候補が立った。いずれも大津市内で第一声を上げた。選挙戦は事実上、自民・公明などと、民主、共産の戦いで、「卒原発」など嘉田由紀子知事(64)の政策を継承するかが最大の争点だ。
 小鑓候補は滋賀県庁前で第一声。安倍政権の三本の矢に例えて「三本の槍で滋賀に活力を取り戻したい」と訴えた。
 「滋賀の経済を成長させることで、教育や医療・福祉、琵琶湖の環境整備などのサービスを充実させることができる」「教育と女性、高齢者を引き出す政策が必要で、特に全国学力テストが全国で下から2番目にある教育を再生させる」「昨年の台風18号では防災力の弱さを露呈させた。河川の整備や公共施設の耐震化など社会資本の整備が必要。関西、中部、北陸の中心地にあるため、物流面も強化しなければならない」と述べた。
 また「三本の槍に三本の矢を重ねて、相乗効果で活性させていく」と語り、「やり抜く」を3回連呼して締めくくった。
 応援に駆けつけた自民党の石破茂幹事長は「安倍政権による三本の矢は遠い所を射るが、それだけでは日本は良くならない。地域を再生させるためには近い役目の三本の槍が必要だ」と支持を求めた。
 坪田候補は膳所駅前で第一声。自らのスローガン「すべては未来のこどもたちのために」と切り出した。今回の知事選を「知事を変え、政治を変える選挙」と訴え、「アベノミクスは暴走政治。嘉田県政は曖昧だった」などと、他の候補との考え方の違いを説明。住民目線から「ガソリン代、原材料費の急騰、消費税アップなど怒りや不安、心配があふれている」と指摘し、ブラック企業の一掃や集団的自衛権行使とTPPの反対を明確に打ち出した。
 また▽消費税10%▽戦争する国づくり▽新幹線新駅▽原発再稼働―を止める1票につながると訴え、「大型公共工事など、ムダ遣いをやめて、暮らしを守る県政に」と支持を呼びかけた。
 このほか、重点項目として養護学校の新設、住宅リフォーム制度の設置、特別養護老人ホームの建設、介護保険利用料の減免などをあげ、「これまで期待を裏切る政治が続いてきた。県民の暮らしを応援する県政を。皆さんの1票で政治は変わる。同じ変わるのなら、良い方向へ」と訴えた。
 三日月候補は大津駅前で第一声。自民推薦候補を「中央主導」と批判し、「上から目線で、押し付けがましく、この滋賀県が乗っ取られてよいのか」「草の根自治を守る声を上げたい」と訴えた。
 原発については「できるだけ早くゼロにするエネルギー社会をつくる。危ない、逃げられない、備えられないなら、(原発を)動かさないで欲しいという声を皆さんと一緒に上げたい」と語った。
 経済政策では「矢だの、槍だの人を傷つける成長戦略ではなく、人と人が共生できる滋賀らしい豊かさ、誰も犠牲にならない滋賀の経済と社会を皆でつくろう」と滋賀のブランド化、農林漁業の6次産業化を掲げた。
 嘉田知事は対立候補の自民推薦を「国直轄」と批判した上で「琵琶湖にとって一番怖いのは若狭の原発。どうにか守らねば」と、三日月候補に託したことを紹介した。連合滋賀・山田清会長は「非正規労働者が増加の一途で、格差が拡大し、所得の平均値が下がっている。こんな社会で経済が成長するのか」と批判した。

四番町スクエアにオープンカフェ・カフェテラス菩提樹が新設

 携帯電話で注文し屋外で飲食できるオープンカフェ「カフェテラス菩提樹」が、きょう28日に彦根市の四番町スクエアに新設される。
 スクエア内の中庭・パティオにテーブル6台が設置され、いす24脚とパラソル6台もある。テーブルに備え付けのメニューからスクエア内の13店舗に携帯電話で注文し、その場やテイクアウトで飲食することができる。
 パティオ内の中心にある木からカフェテラス菩提樹と命名。営業時間は午前10時~午後6時。年中無休。雨天時も営業。四番町スクエア協同組合の三輪滋夫理事長は「情緒あふれる中庭で市民の皆さんの休憩、語らいの場として利用してほしい」と話している。

2014年6月27日金曜日

彦根南中の生徒が着付け体験、和装教育国民推進会議が主催

 彦根市立南中学校で23日、浴衣の着付け教室が行われた。
 NPO法人 和装教育国民推進会議(本部・京都市)滋賀支部=事務局・彦根市中央町の京美内=が伝統文化の和服の魅力を子どもたちに伝えようと企画。
 南中には全日本きものコンサルタント協会滋賀評議員の森光枝さん(70)=彦根市平田町=ら女性計10人が講師として参加。森さんが浴衣の着方や帯の結び方を教えた後、生徒たちは講師に教えてもらいながら、同会議が用意した浴衣を男女別に自分たちで着た。
 初めて浴衣を着たという足立哲朗君(12)は「日ごろ、あまり親しんでいないため、とても新鮮な気持ち。お祭りの場などで着てみたい」、祭りでは着たことがあったという上野あんりさん(12)は「自分で着たのは初めてで、結構難しかった。お祭りのほか、特別な行事の時に自分で着てみたい」と話していた。
 南中での着付け教室は1年生286人を対象にクラスごとに23日のほか、30日にも行われる。

よさこいソーラン日本海 彦根三十五万石大会28・29日

 よさこいソーラン日本海 彦根三十五万石大会が28、29日の両日、彦根市内で行われる。
 今年は滋賀県内のほか、石川、福井、和歌山、奈良、京都などから過去最多の38チームの計約3000人が出場。28日は午後1時~JA東びわこ稲枝支店、同2時~ビバシティ彦根、同3時~彦根市役所、同4時~彦根城の大手前公園で演舞が行われる。
 29日は午前9時半~彦根駅前通りでパレード演舞、正午~ステージ演舞、午後6時~大手前公園で上位チームによるファイナル演舞がある。雨天決行。

2014年6月25日水曜日

小鑓隆史、三日月大造、坪田五久男の3氏の戦いへ滋賀県知事選挙

 滋賀県知事選挙があす26日に告示される。7月13日の投票に向けて、いよいよ選挙戦が始まる。出馬するのは、自民党・公明党・日本維新の会県総支部が推薦する元内閣参事官・小鑓(こやり)隆史氏(47)、民主党の前衆院議員で無所属の三日月大造氏(43)、共産党推薦の坪田五久男氏(55)。
 今回の知事選は、2期8年務めてきた嘉田知事の信任を問う選挙だと言える。小鑓氏は経済や教育、国・市町との関係などを嘉田県政の問題点に掲げて、その改善を呼びかけている。坪田氏も県立施設の移管や高校再編などを批判している。一方で、嘉田知事後継の三日月氏は「卒原発」など嘉田県政の継続を訴えている。
 告示日の動きとして、小鑓氏は午前9時~県庁前で第一声を行い、草津駅、甲賀市役所、近江八幡駅を経て、午後5時ごろ~彦根市のパリヤ前で出陣式を行う。午後6時~は長浜署西側でも。応援弁士として自民党の石破茂幹事長が訪れる予定。
 三日月氏は午前9時~大津駅前で出発式を行い、午後0時50分~草津駅前、同4時~東近江市役所、同6時半~パリヤ前で演説する。嘉田知事も同行する。
 坪田氏は午前9時~膳所駅前で第一声をした後、近江八幡まで遊説。彦根・犬上入りは30日。

無理心中?男児2人死亡 虐待通告の1週間後の惨劇

 20日に彦根市内で男児2人が亡くなる無理心中と見られる事件が発生した。事件前に長男が通う小学校から彦根市子ども青少年課に虐待の疑いがあるとの通告があった中での惨劇だった。
 滋賀彦根新聞の取材に市は、今月13日に小学校から親が虐待をしているとの通告があったことを明かし、市職員が16日に学校で詳しい内容を聞いたところ、子どもにけががなかったため、「緊急性は無い」と判断。まずは学校側と親が相談して、専門的な支援をしていこうと模索していた矢先の惨事だった。
 市によると、滋賀県が県内市町に配布している子ども虐待対応マニュアルの「虐待のレベルと対応」の項目と比較しても「緊急介入」するべき事案ではなく「相談の継続」だったという。
 しかし、結果的にマニュアル通りでは対応できなかったことに、市は「まだ、詳細な内容が警察から知らされていないため、何とも言えない」としている。
母親は橋から飛び降り
 20日午前8時25分ごろ、彦根市開出今町の南青柳橋の下の河川敷に女性が倒れているのを通行人が発見。彦根署の調べで、倒れていたのは野瀬町の美容師・月川好美さん(38)だとわかり、意識不明の重体だという。また月川さんの自宅を署員が通報から約1時間後に確認したところ、2階の寝室で小学3年生の長男・幸熙(こうき)君(8)と幼稚園児の次男・響生(ひびき)君(4)が倒れているのを発見。2人ともすでに死亡していた。
 月川さんは2人の息子と会社員の夫(43)との4人家族で、夫は仕事中だったという。橋の道路上に黒色の軽自動車が止まったままになっていたため、不審に思った通行人が橋の下をのぞいたところ、月川さんが眉間から血を流して倒れていたという。
 子ども2人の首にはひも状の物で絞められたあとがあり、死因は窒息だった。彦根署は無理心中と見て調べている。