2014年6月25日水曜日

無理心中?男児2人死亡 虐待通告の1週間後の惨劇

 20日に彦根市内で男児2人が亡くなる無理心中と見られる事件が発生した。事件前に長男が通う小学校から彦根市子ども青少年課に虐待の疑いがあるとの通告があった中での惨劇だった。
 滋賀彦根新聞の取材に市は、今月13日に小学校から親が虐待をしているとの通告があったことを明かし、市職員が16日に学校で詳しい内容を聞いたところ、子どもにけががなかったため、「緊急性は無い」と判断。まずは学校側と親が相談して、専門的な支援をしていこうと模索していた矢先の惨事だった。
 市によると、滋賀県が県内市町に配布している子ども虐待対応マニュアルの「虐待のレベルと対応」の項目と比較しても「緊急介入」するべき事案ではなく「相談の継続」だったという。
 しかし、結果的にマニュアル通りでは対応できなかったことに、市は「まだ、詳細な内容が警察から知らされていないため、何とも言えない」としている。
母親は橋から飛び降り
 20日午前8時25分ごろ、彦根市開出今町の南青柳橋の下の河川敷に女性が倒れているのを通行人が発見。彦根署の調べで、倒れていたのは野瀬町の美容師・月川好美さん(38)だとわかり、意識不明の重体だという。また月川さんの自宅を署員が通報から約1時間後に確認したところ、2階の寝室で小学3年生の長男・幸熙(こうき)君(8)と幼稚園児の次男・響生(ひびき)君(4)が倒れているのを発見。2人ともすでに死亡していた。
 月川さんは2人の息子と会社員の夫(43)との4人家族で、夫は仕事中だったという。橋の道路上に黒色の軽自動車が止まったままになっていたため、不審に思った通行人が橋の下をのぞいたところ、月川さんが眉間から血を流して倒れていたという。
 子ども2人の首にはひも状の物で絞められたあとがあり、死因は窒息だった。彦根署は無理心中と見て調べている。

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