2012年3月1日木曜日

長曽根口を復元へ 道路跡 旧城下町で初めて確認

 発掘調査中の彦根城内と長曽根口御門跡の現地説明会が25日開かれ、あいにくの雨降りだったが、52人が参加した。長曽根口では、彦根の旧城下町で初の発見となる道路の遺構も報告された。
 市教委文化財課は今年度、特別史跡内の鐘の丸、天秤櫓、滋賀大学正門前の3カ所と、長曽根口で発掘調査をしてきた。
 そのうち長曽根口は、外堀に面した出入口の一つで、城下町の南西端に位置する(ほかは切通、油懸、高宮、池州、中薮、松原)。明治期の解体後、門は近くの教禅寺の山門として利用されたが、昭和9年に解体され、同寺本堂に保管。現在では文化財課が管理している。
 発掘調査は、江戸時代の絵図「御城下惣絵図」を参考に行われ、幅約5㍍の道路の西側の端が発見。この道が見つかったことで、門や最大幅約12㍍(長曽根口付近)の外堀、幅約18㍍の土塁の位置が把握できた。説明会では道路、土塁、外堀、石橋のほか、道路に沿って整備された石垣跡とみられる石列も紹介された。
 文化財課では3月も発掘調査をし、来年度には門や周辺の復元に向け設計し、平成25年度以降に復元へ着手する予定。

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