2012年3月14日水曜日

被災地へ5千人が祈る、滋賀県内避難者の会・井上宗純代表講演も

 「3・11つながろう東北へ ひこね」が11日に、県護国神社(彦根市尾末町)一帯で開かれ、約5000人(実行委発表)が被災地へ「思い」を届けた。
 追悼コンサートや火鑚り神事、ひこねラーメングランプリなどがあり、午後2時46分には1分間の黙とうも行われた。
 境内やいろは松駐車場、彦根観光協会前の空堀には約2万個のキャンドルが並べられ、点灯式にはひこにゃんなどのゆるキャラも登場。夕方に降った雨でほとんどに火が着かなかったため拝殿前のみの点灯だったが、キャンドルを前に手を合わせて犠牲者をいたむ来場者の姿もみられた。
 森脇大介さん(25)=草津=と大月優子さん(27)=高島=は「みんなが早く笑顔になれればいいなと思う」と話していた。
 青山裕史・実行委員長は「皆さまと東北へ『思い』を届けることができたのでは」と語っていた。
井上さん「先祖は彦根藩士」
 彦根市民会館では、滋賀県内避難者の会代表・井上宗純さん(59)の講演会も開かれた。
 井上さんは、地震発生時には福島市内で経営していた学習塾があったビル内にいて、外に出るとビルが平行四辺形になり、隣のビルとぶつかるほどの揺れだったと解説。1週間ほど停電が続き、テレビもつかなかったため、沿岸部の被害状況が把握できなかったことを紹介し「渦中にいる人間は一番、情報がわからない」と述べ、震災時の情報収集や非常用品の用意を求めた。
 講演の中では、母方の先祖が彦根藩士だったことを明かし「先祖が明治3年に北海道の日高地方に移住していたことを子どものころに聞かされた」「いつか(ゆかりのある滋賀を含めた)関西へ移ろうと思っていた。滋賀の人たちはボランティア精神があふれ、温かい」と話していた。
 井上さんは福島から昨年4月末に大津市に移住し、12月に県の支援を受けながら避難者と一緒に同会を設立。滋賀へは、把握できているだけで約390人が避難しているという。問い合わせは井上さんメール(studycp@willcom.com)。

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