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2020年4月2日木曜日

光陽展で小田柿寿郎さんの油絵が文部科学大臣賞

 全国組織の美術公募団体の光陽会は、4月2日から東京都美術館で開催する光陽展の入賞作品を発表。そのうち彦根市河原1丁目の小田柿寿郎さん(72)=写真=の油絵が文部科学大臣賞を受賞した。
  最高位の光陽会賞に次ぐ文科大臣賞を受賞した小田柿さんの作品テーマは「冬の里」。小田柿さんは日夏町出身で、荒神山を背景に雪が積もった日夏や清崎に広がる田んぼを描いた。昨年12月から創作に取りかかり、約3カ月かけて完成させた100号の大作。
「幼少期遊んだ場」
出身地の日夏周辺
 題材にした田んぼについて、小田柿さんは「幼少期に走り回ったり、寝転んだりした遊びのフィールードだ」「昔の日夏はとてものどかな雰囲気があふれていた。思い出深い場所を懐かしみながら描いた」と説明。受賞の報告が届いた際は「とても感激した。故郷をいつくしむ気持ちが審査委員に伝わったのでは」と笑顔で語った。
 光陽展は油彩、水彩、版画などの分野で全国各地の会員から応募のあった絵画作品を毎年この時期に展示。68回目の今年は4月8日まで東京都美術館で開催される。5月12日~17日に広島県立美術館で、8月11日~16日に京都市美術館で準本展がある。
滋賀県内の入選者のうち小田柿さん以外の彦犬地区の受賞者は以下の皆さん。▽会友奨励賞=上村豊子(豊郷町)▽小品努力賞=松林憲一(平田町)。

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