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2017年8月29日火曜日

学生たちによるアート展「HIKONE STUDENT ART AWARD」に向けて構想練る

 美術系大学などの学生たちによるアート展「HIKONE STUDENT ART AWARD」に向けて、一次審査を通過した20人が21日から27日まで彦根に滞在。22日には展示場所になる本町の宗安寺とスミス記念堂を見学した。
 同アート展は彦根城築城410年祭のイベントとして9月23日から10月1日まで開催される。応募のあった全国の美術系大学や専門学校などの学生や卒業生計60人の中から、一次審査(書類)で18歳から27歳までの20人のファイナリストとして選考。
 20人は絵画や彫刻などさまざまジャンルで、本町宿に泊まりながら、午前はクリエイティブディレクターやデザイナーらから滋賀大で講義を受け、午後は市内を散策するなどして構想を練り、来月のアート展に向けて創作活動をしていく。
 22日には宗安寺で本堂や大涅槃(ねはん)図などを見学。京都精華大大学院を修了した伯井慶伊子さん(24)=大阪府堺市=は「宗安寺にはすでに芸術作品みたいな物が多くあり、それらをよりよく見せるために提案していければ」と話していた。

2017年8月28日月曜日

新しい広域ごみ処理施設の建設候補地選定の管理者会議の議事録内容が判明、彦根と3町が対立

 彦愛犬1市4町の新しいごみ処理施設の建設候補地を愛荘町竹原に決定した管理者会議(非公開)の議事録が、獅山向洋市議が情報公開請求した資料によって判明。市内の候補地の一つ(原町)を推す彦根市と竹原を支持する他町が対立していた構図が明らかになった。
 管理者会議は彦根の大久保貴市長、川嶋恒紹(ひさつぐ)副市長、犬上・愛荘の4町長で組織。公募のあった彦根市内3地区と愛荘町内2地区を選定委員会が評価した報告書に基づき、今年2月15日から6月19日まで計7回、開かれた。
 初回は事務局からの説明後に自由な意見交換で終了。2月21日の2回目の会議では川嶋副市長から報告書の分析があり▽地元合意が100%▽投棄場を受け入れるなど圏域行政に協力している▽道路改良が進んでいるなどで、彦根市の応募地の中では「原町」(資料では非公表)が最も優位性が高いと説明。またイニシャルコストが圧倒的に安いとして愛荘町の応募地では竹原が優位として、3回目以降の会議ではほぼ「原町」案と「竹原」案に絞って協議が進んだ。
 原町案を推す彦根からは市長と副市長が「収集運搬コストの面で愛荘町になれば彦根の負担が増える」「前(獅山)市長と(原と)の間に、ごみ処理施設の設置について基本協定書が締結された経緯がある」「国道バイパスを進めるためには(原町との)協力が必要」「竹原は地元合意が100%ではない」と説明。また甲良町長は「町施策との関連があるため、(竹原は)絶対賛成できない」と述べた。
 一方で、愛荘、豊郷、多賀の各町長からは「(候補地の公募範囲を)なぜ1市4町を対象にしたのか。収集運搬コストを理由にするのはおかしい」「公平公正をするために公募したのではないか。それをうんぬん言うのなら、選定委員会はしなくて良かった」「国道バイパスの関連で(原町に)決めるならば、今まで議論せず、最初から決めれば良かった」「公募要項では反対の方がいたらだめだという要件にはなっていない」などの意見が出た。
 5月23日の6回目の会議では「管理者会の総意が得られない中で管理者が決定したということでいいのでは。愛荘町長は反対したと明記してくれたらよい」(愛荘町長)、「こういう施設は土地が安い所に建てるべきであるため、(原町は)あまりかんばしくないが、どこかに建設しないといけないので苦渋の選択をした」(豊郷町長)など、「原町」に妥協する姿勢を示し、最終的には「管理者(市長)の責任」での決定を求めた。
 最後の7回目の会議でも「管理者会で総意は得られなかったということを前提に管理者が総合的に決めたということで仕方がない」(愛荘町長)などの意見が出たが、大久保市長が急きょ「これまでの会議録を振り返った。管理者の立場として、選定委員会の結果を尊重しつつ総合的に判断した。竹原にお願いしたい」と語り、竹原に決定した。
 ※(解説)=新ごみ処理施設の会議録からは候補地選定について、原町案を推す彦根、竹原案を支持または推す多賀・豊郷・愛荘、竹原案に反対する甲良の意見の相違が鮮明にわかる。
 そしてもう1点、不可解な事案として、6回目の会議までに3町は「市長(管理者)の責任」を前提に原町案に妥協しているものの、最後の最後で大久保市長が竹原に意見を転換させていることだ。ここからは、管理者会議として意思統一をしたかったという思惑があったと推測できるが、なぜ急に転換させたのか、川嶋副市長の辞任意向騒動と合わせて、市長の説明責任が問われており、9月議会での市長答弁が注目される。   (山田貴之)

2017年8月24日木曜日

アットスクール南彦根教室の木村友栄さん27日に文化プラザで「みんなの学校」の上映会

 学習支援や発達支援が必要な子どもたちの実力を伸ばすための教室「アットスクール南彦根教室」が平田町にある。代表の木村友栄さん(47)は「特別支援学級の子どもたちが通常学級で学べる社会を目指したい」と話しており、27日には文化プラザで映画「みんなの学校」の上映会を行う。
 木村さんの息子(19)と娘(21)には発達障害があるが、息子は東京で一人暮らしをしながら専門学校に通い、娘はバレエの講師を務めるなど自立した生活をしている。木村さんは息子と娘が子どものころ、子育てに悩む時期もあったが、とにかく子どもたちの好きなことをさせてあげたという。
 その後、心理カウンセラーとなり、自宅で子育て相談に乗っていたが、発達障害で困っている母親を支援しようと今年3月にアットスクール南彦根教室を開校。未就学児から高校生までの13人が火曜から日曜までの午後に通っている。
 木村さんは「(発達障害の)子どもたちの姿を見ていると、明らかに変わっていく力を持っていると感じる。少しの支援の手を差し伸べるだけで良く、通常の学級で一緒に学べることを知ってほしい」と話している。
 映画「みんなの学校」は、発達障害児が通常の学級で過ごす大阪市立大空小学校の様子を描いた平成26年の作品。文化プラザでの上映会は午前10時~と午後1時半~、前売り1300円・当日1500円、小学生以下無料。問い合わせはアットスクール南彦根教室☎(30)9905。

2017年8月23日水曜日

ブレークダンスで世界的に活躍する12人講師にキッズキャンプ 城東小に国内外の小中学生85人参加

 ブレークダンスで世界的に活躍する12人を講師に迎えた「キッズキャンプ」が18日から20日まで彦根市立城東小学校を起点に行われ、国内外の小中学生85人が参加した。
 来年10月に行われるユースオリンピックに向けて、ダンスを通じて子どもたちに夢や希望を与えようと、有志たちによる実行委員会が企画。これまでは関東地方でキャンプを行っていたが、5回目となる今年は初めての関西での開催となり、ドイツからの2人を含めた小学1年から中学3年までの子どもが参加。
 3グループに分かれて城東小の体育館でレッスンを受けたり=写真、彦根城を散策したり、清掃活動に参加したりし、最終日には「バトル」にも挑戦した。瀬田東小学校6年生の細川烈君(11)は「きき足ではない逆の技を色々と教えてもらい、楽しかった。将来はユニバーサルスタジオのダンサーになりたい」と話していた。

2017年8月21日月曜日

彦根梨を使った料理やスイーツを提供する店舗を巡るスタンプラリーひこね梨さんぽ20日から開催

 彦根梨を使った料理やスイーツを提供する店舗を巡るスタンプラリー「ひこね梨さんぽ」が20日から開催される。
 彦根梨の昨年の出荷量約53万個のうち12%が外見の検査などで引っかかり出荷されなかった。市は彦根梨の知名度アップと出荷されない梨の有効活用を目的に、民間企業らと農林水産特産物開発実行委員会(藤田武史委員長)を立ち上げ、昨年から「ひこね梨さんぽ」を実施。
 今年は参加店舗が昨年の28店舗から市内40店舗に増え、各店では握り寿司やピザ、バーガー、シャーベット、カクテル、梨蜜などを販売。レシピはほとんどオリジナルで、全て彦根梨の幸水が使用されている。
 店舗の中には研修会を受講した事業者もおり、受講済みの17人・14店には「ひこね梨コンシェルジュ」の認定証が掲示されており、彦根梨の糖度や完熟に関する知識を教えることができる。藤田委員長は「将来的には『梨さんぽ』の参加店に日本各地から来てもらえるよう、今回のイベントを成功させたい」と意気込みを語っていた。
 シールを貼る専用用紙が参加店やJAの直売所、市役所などで配布。シール3枚以上で彦根梨の加工品詰め合わせが20人に、5枚で彦根梨の木のオーナー1年分が2人に、特製梨カレーとみずかがみ5㌔のセットが5人に当たるキャンペーンに応募できる。シール1枚でひこにゃんポストカードと交換もできる。9月10日まで。問い合わせは市農林水産課内の同実行委員会☎(30)6118。

新キャラ・いいのすけとひこにゃんと一緒に謎を解きながら散策できるアプリ「彦根ほんもの歴史なぞとき」

 彦根市は9日から、伊賀の忍者をモチーフにした新キャラ「いいのすけ」とひこにゃんと一緒に謎を解きながら市内を散策できるアプリ「彦根ほんもの歴史なぞとき」のリリースを開始した。ひこにゃんのイラストが動画で配信されるのは初めて。
 観光客の回遊性と滞在時間の延長により経済効果を高めようと企画。スマートフォンやタブレット端末でアプリを無料でダウンロードし、彦根に関する5つの「なぞとき」にクリアすると、ひこにゃんといいのすけが案内する動画を見ることができる。
 なぞときは「お殿様」「文武両道」「国際交流」「伝統技術」「開国」の5コースあり、クリアするには各コースに設定された3カ所でクイズに答える必要がある。クリアすると築城410年祭の期間限定で抽選のプレゼントにも応募できる。築城410年祭後もアプリは使用できる。
 このほか、アプリは英語・中国対応、ひこにゃんやいいのすけなどオリジナルフレームでの写真撮影機能、モデルコースとナビ機能、イベント情報なども搭載。アプリの画面を彦根駅前の特設観光案内所や二の丸の案内所で掲示すると、先着1500人にひこにゃんといいのすけがデザインされたクリアファイルを進呈。ユーチューブでは30秒のPR動画を配信している。
 山根裕子副市長は「彦根には城下町が本物の形で残っており、このアプリで回遊性のある観光を実現していきたい」と話していた。

2017年8月19日土曜日

映画「関ヶ原」で石田三成役を演じている岡田准一さんと島左近役の平岳大さんサプライズで登場

 今月26日公開の映画「関ヶ原」(※)で石田三成役を演じている岡田准一さんと島左近役の平岳大さんが15日、佐和山や三成について学習してきた佐和山小6年生と卒業した東中生の前にサプライズで登場。児童生徒たちは三成の印象などについて岡田さんらに質問していた=岡田さんの写真はネットNGのため平さんのみ。
 文化プラザで課外授業の名目で行われたイベントには小中学生80人が参加。子どもたちには事前に知らされていなかったため、岡田さんたちが登場すると、大きな歓声と拍手が沸き起こり、保護者席の母親からも黄色い声があがっていた。
 岡田さんは平成26年の大河ドラマで主役の黒田官兵衛を熱演。「その時は敵だった三成を悪く言っていたため、今回は三成に喜んでもらえるように撮影にのぞんだ。(古沢町の)龍潭寺にあるかっぷくある三成の肖像画をイメージした」と解説。昨年のロケでは重さ約40㌔の甲冑を身につけて彦根城を上ったエピソードにふれ「真夏だったため、ヘロヘロだった」と振り返った。
 子どもからの「三成のどこが好きですか」の質問に、岡田さんは「まっすぐさ」と回答。また「三成を一言で表すと、思いやりのあるという意味で「思」だと思いますが」の質問に、岡田さんは「義がよく言われるけれど、『思』もいいですね」と笑顔で答えていた。
 イベント後、佐和山小6年生の松本椛希(かの)さん(12)は「岡田さんと平さんが登場した際はびっくりした。2人ともかっこよかった。(試写会で見た)『関ヶ原』はハラハラするシーンが多く、すごい映画でした」と話していた。
 ビバシティシネマではこの日、試写会もあり、その後の舞台あいさつには平さん、原田眞人監督らが出席。原田監督は滋賀をロケ地に選んだ理由として歴史的な建造物が残っている点にふれた上で「戦いのシーンでは運動会の『棒倒し』の感覚を取り入れ、今までにない描き方をした」と話した。
 【映画「関ヶ原」】司馬遼太郎の「関ヶ原」が原作。岡田さん、平さんのほか、徳川家康役を役所広司さん、井伊直政役を北村有起哉さんが演じる。彦根城や清凉寺、龍潭寺、大洞弁財天、天寧寺、愛知川河川敷、金剛林寺など県内14カ所でロケがあった。