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2009年2月24日火曜日

10年以上トレーナー務める山根寛治さん

 彦根東高野球部を身体面から支えているのは同部のトレーナーを務める山根寛治さん(45)=山根接骨院長(米原市野一色)。十数年前に、着任して間もなかった今井義尚監督から依頼されて以来、部員たちと付き合っている。
 ―どういういきさつで依頼があったのですか―
 ◇大津であったケガ防止をテーマにしたストレッチ講習会の講師を務めた際、東高・剣道部の顧問をされていた先生が参加しておられ、その先生の話を聞いた今井監督から翌日に電話で依頼をいただいたのがきっかけです。
 ―どういったサポートをしているのですか―
 ◇毎週火曜と木曜の夕方以降に部に顔を出して、選手たちのマッサージをしています。筋肉がほぐれやすかったり、そうでなかったり、一人ひとり筋肉の癖が違います。ですから、マッサージ中は身体の管理上の注意した方がいいことも話しています。
 ―マッサージ以外にも色々とされているとのことですが―
 ◇ほかにも、テーピングの巻き方や、給水の方法など体調管理面でのアドバイスをしています。東高野球部は、ほぼ毎週末遠征しており、私もポータブル(折り畳み式)ベッドを持って同行しています。
 ―サポートする上で気にかけていることは―
 ◇マッサージや指導は、私から能動的にはやらないようにしています。選手の求めに応じて行っており、押し付けにならないよう待ちの姿勢に努めています。その理由は、ケガに気をつけるという自己管理の意識が高まっていけばいいかなという思いからで、選手たちの自主性に任せています。
 ―センバツへ出場する選手たちに激励の言葉をお願いします―
 ◇今のチームは例年に増して、ハートが強い部員が多いと感じており、相手が強豪校でも萎縮しないと思います。甲子園では1つひとつのプレーや、攻守交代で、とにかく全力疾走を心がけてほしいと思います。

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