2009年2月17日火曜日

「官僚支配構造の打破を」 東国原知事が田原氏と彦根で対談

 彦根出身のジャーナリスト・田原総一朗氏と宮崎県の東国原英夫知事が2月14日、ひこね市文化プラザで「地域の文化力」をテーマに対談。約1400人の来場者を前に、地方自治や観光施策について話した。
 田原氏はまず、知事になろうと思った理由を質問。東国原知事は子どものころの夢がお笑い芸人と政治家になることだったと紹介した上で、「笑いと政治は似ている。(民衆が)笑うと活力が生まれ、その活力を持たせるのが政治力。政治家は『笑い』を提供しなければならない」と答えた。田原氏も「滋賀や彦根に足りないのは『笑い』だ。嘉田知事も、獅山市長もまじめすぎる」と述べ、会場の笑いを誘った。 

 地方自治について知事は、限界集落を例にあげ「限界集落は学術用語であり、宮崎県では公募で『生き活き集落』と命名し、地域のリーダーをつくり、交流人口増のために取り組んでいる」と解説。「地方自治の基礎は全員が意思決定に関わることだ。(民衆に)政治への関心を持たせるための創意工夫が大切。自分が必要とされているという意識を持たせる政策を考えなければ」とアドバイスした。
 国と地方の関係について、田原氏の「嘉田知事は財政運営が厳しいと言っているが、なぜ地方は国にモノを言えないのか」との質問に、知事は「県民から選ばれているのに知事の権限は小さく、国の言うことを聞かなければ、柔らかく圧力をかけてくる」と説明。田原氏は「国家公務員の大半は地方におり、国のごり押しのためにいるようなものだ」との批判に、知事も「国の統治システムを変えないと、この国の衰退は避けられない」と答えた。
 観光施策について田原氏は、滋賀や彦根への観光客数は増えているが、夜になると京都など県外に移っており、「彦根にはごみだけ落ちてお金が落ちていない」「どのようにしたら宿泊客増につながるのか」と質問。知事は「宮崎では体験型観光をうたっており、昼間は農業を体験してもらい、夜は民泊してもらっている」と答えた。
 

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