2017年7月4日火曜日

幻の彦根りんご 復活200年祭イベント7月21日に

 彦根りんごが誕生して200年が経過したのを記念し「幻の彦根りんご 復活200年祭イベント」が7月21日に行われる。
 彦根りんごは文化13年(1816)に、彦根藩士・石居泰次郎が江戸から帰郷した際、りんごの苗木200本を植えたのが始まりとされる。明治・大正期も複数の農家が旧彦根西高校周辺でりんご園を経営していたが、西洋りんごの普及により、昭和30年ごろに滋賀県護國神社(尾末町)付近にあった最後の一本が枯れて途絶えたとされる。
 平成15年5月に市民有志によって彦根りんごを復活する会が結成。彦根りんごに近い加賀藩種の枝を接ぎ木し、米原市内で増やし、西今町に農園を整備。平成18年11月には中藪町にも市有地約1900平方㍍を借り受けて農園を設け、同20年に実をつけて以降、毎年夏に地域住民や子どもたちを集めて収穫祭をしている。
 復活する会は彦根りんごの誕生から200年が経過したため、関連イベントを企画。7月21日は正午から彦根市立図書館前で県知事らを招いて記念植樹をした後、200年祭イベントとして午後1時~彦根商工会議所で元彦根城博物館学芸員の野田浩子さんによる「江戸時代の贈答文化と彦根りんご」について講演、高坂りんご(長野県飯綱町)、おぶせ和りんご(長野県小布施町)、越前和りんご(福井県東郷町)、おおわに和りんご(青森県大鰐町)の研究者らを招いた和りんごサミットがある。午後5時まで。
 200年祭イベントの入場料は1000円。復活する会では7月9日まで200年祭の運営費をインターネット上で募るクラウドファンディングを実施。5000円コースと1万円コースを設定し、支援者には200年祭イベントの入場券、盆のお供え用として彦根りんごの実6個入りのパッケージ、彦根りんごの本を届けるほか、1万円の支援者には彦根りんごの1年木も渡す。
 復活する会の八木原俊長さんは「彦根りんごを心に残る産物として後世に伝えていこうと活動してきました。200年祭イベントはその思いを知ってもらえる場にしたい」と話している。問い合わせは事務局の尾本正和さん☎090(1132)6713。

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