2017年10月25日水曜日

衆院選滋賀2区は自民上野が勝利、投票率彦根は県下最下位

 衆院選は22日投開票され、滋賀2区では自民党前職の上野賢一郎氏(52)が7万3694票を獲得し4回目の当選を果たした。希望の党前職の田島一成氏(55)が5万8718票、市民団体事務局長の対月慈照氏(64)が1万1073票、幸福実現党新人の荒川雅司氏(42)が2576票だった。
 選挙戦中、上野氏はアベノミクスの成果や滋賀2区でのインフラ整備の実績などを中心に訴え、自民、公明支持層のほか、無党派層からも支持を得て、彦根以外の全市町で勝利した。
 当確後の午後9時過ぎに平田町の彦根事務所に上野氏が現れると、待ち構えた支持者から拍手と歓声が沸き起こり、上野氏は一人ずつと握手した後、「選挙戦では経済の成果、中小企業への支援、農業振興、教育の負担軽減などを訴えてきた」と振り返り「北朝鮮問題など安全保障の面で難しい課題があるが、与党全体で解決したい」と述べた。
 国道8号線バイパスや多賀のスマートインターチェンジに触れながら「取り組む課題は山積しており、県、市町と協力して国からも働きかけていきたい」と地元を重視していく姿勢を示した。最後には8年前の民主党に政権を奪われた選挙をあげ「民意は変わることがあるため、謙虚にまじめに取り組みたい。選挙は今回で4勝4敗になった。新しいスタート地点に立った気持ちでがんばっていきたい」と抱負を語った。
 一方で、田島氏は彦根市議から27年間の政治家としての実績をPRしながら、森友・加計問題などを取り上げ「安倍政治を終わらせる」と訴えたが、希望の党支持層や無党派層以外の広まりがなかった。敗北を受け、田島氏はテレビのインタビューに「安倍政治を終わらせることを訴えたが、有権者に伝わらなかったことが何よりも悔しい」と話していた。
 対月氏は共産や社民、一部の立憲民主党の支持者から支援を受けたが、伸びなかった。
上野、彦根では敗れる
 滋賀2区での市町ごとの得票数を見ると、上野氏が出身の長浜で田島氏に1万1840票差を付けるなど彦根以外の市町で勝利した。一方で、上野陣営が前回の選挙でも敗れ「今回こそ勝利を」と、重視していた彦根では上野氏が2万0635票、田島氏が2万1174票と539票差で再び敗北した。
投票率また県下最下位
 投票率は滋賀県全体で56・32%、滋賀2区で55・8%と、いずれも前回の53・79%と51・71%を上回った。一方で彦根市では当日有権者数9万1488人のうち投票者が4万6373人の50・69%と、前回の50・73%を下回ったほか、県内の市町でも最低の投票率だった。彦根市内の期日前投票は台風21号の影響もあって過去最多の1万6740人で、前回の1万0893人を大幅に上回った。

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