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2017年2月28日火曜日

イラストレーター・ホマ蔵こと、三輪綾香さんインタビュー

 彦根市高宮町のイラストレーター・ホマ蔵(ぞう)こと、三輪綾香さん(35)は戦国武将のイラストを描くことで知られる。ゲーム業界を中心に幅広い分野で全国的に活躍しているが、「地域のPRにも役立っていきたい」と地域貢献にも意欲を示している。
 三輪さんは長浜出身で、地元の高校を卒業した後、コンピューターグラフィックを学ぶため大阪の専門学校に進学。長浜から4年間通い、ゲームのグラフィック技術を習得した。その後、ゲーム会社勤務など経て、27歳の時にフリーのイラストレーターになった。
 戦国武将を描くようになったのは約10年前に戦国武将を題材にしたゲームにはまったことがきっかけ。以来、全国各地の史跡を巡りながら、現地の人たちの戦国武将への思い入れやPR活動に心を打たれた。一番好きな武将には豊臣秀吉の側近で知られる竹中半兵衛をあげた上で「1人1人に歴史があり、今に語り継がれているのがいい。幅広い年齢層で共通の話題にもなる。戦国ゆかりの地の滋賀から『戦国武将愛』を発信していきたい」と戦国武将の魅力を熱く語った。
 21インチの液晶タブレットを使って制作。歴史資料や肖像画を参考に「イケメン風」に描いた作品から、「今風」のアレンジを加えたミニキャラまで、さまざま形式の戦国武将を制作。ほかにも、ゲーム会社の依頼で演歌歌手をモチーフにしたキャラクターや、ちゃんぽん亭のスタッフのイラストなど幅広く描いている。月に20体以上のキャラクターを描くこともあり、1日15時間以上没頭することがあるという。
 戦国武将に関する漫画や雑誌などに掲載されるのが中心だが、昨年には滋賀県がPR活動をした石田三成や、甲良町出身の武将・藤堂高虎など自治体とタイアップしたイラストも描き始めている。彦根に関してはこれまでに市内企業の依頼で彦根藩士を描いたことはあるが、今年の大河ドラマに合わせて「井伊家の歴代藩主も描いてみたい」と意気込みを見せていた。問い合わせは三輪さんのメール(k-ichizoku@hotmail.co.jp)。

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