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2017年2月3日金曜日

滋賀県立大学の高橋利斉(としまさ)さんが光と音を取り入れた新型カロム「HIKONE CARROM」を制作

 滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科4年生の高橋利斉(としまさ)さん(22)=京都市=が、光と音を取り入れた新型カロム「HIKONE CARROM」を制作。1日から県大交流センター1階で始まる学科卒業研究・制作展で展示する。
 高橋さんは4年生になった昨年4月に初めてカロムの存在を知った。就職が電機メーカーに決まっていたこともあり、卒業制作には電機技術を取り入れた新型カロム作りを企画。5月からデザインと設計に乗りだし、7月から県大工学部の協力を得て制作してきた。
 完成した新型カロムは70㌢四方の大きさで、外側がステンレス製、盤上がベニヤ板に黒色のスプレーの塗布と研磨を30回ほど繰り返し、光塗料を塗った形で仕上げている。パック(コマ)が側面に当たったり、ポケットに入ったりすると青白く光り輝くほか、「ダダダダ」という音が鳴るのが特徴で、パックをポケットに入れると「ポケット イン」という音声も流れる。
 高橋さんは「カロムは子どもや高齢者がしているイメージがある。中間層の年代がバーなどでお酒を飲みながらカロムを楽しんでもらおうと思い、新しいバージョンのカロムを考案した」と話している。専用のインターネットサイトも作成した。アドレスは(https://www.hikonecarrom.com/)。
県大生の卒業研究・制作展
 県立大学生活デザイン学科の卒業研究・制作展が1日から5日まで交流センター1階で行われている。
 新型カロムのほか、「ゆとり教育を再考した小学生のための施設の提案」「理想の女性像を求めた中原淳一の研究」「歩きスマホの意識改善をはかる路上設置型マットの研究」などをテーマにした学生36人の卒業作品を展示している。
 開館は午前10時~午後6時。見学自由。

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