2017年5月2日火曜日

来年度から新しい船になる学習船「湖の子」の今年度最初の出航式

 来年度から新しい船になる学習船「湖(うみ)の子」の今年度最初の出航式が25日に彦根港であり、彦根市立の3小学校の児童たちを乗せた湖の子が保護者の見守る中、出港していった。
 湖の子の学習は、滋賀県内の子どもたちに船上で宿泊しながら、琵琶湖の生物や環境などを実験や体験を通して学んでもらおうと実施。昭和57年秋から船の製造が始まり、翌年2月の起工式を経て、この年の8月2日に「びわ湖フローティングスクール」として開校した。これまでに県内の小学5年生を対象に52万人以上が参加している。
 今年度最初のスクールには城西小、城北小、亀山小の児童計141人と引率教員の14人が乗船。出航式で県立びわ湖フローティングスクール(大津市)の青木正士所長が「琵琶湖の水や生物のことを学んで、驚いたり、疑問に思うことを大切にしてほしい」とあいさつ。市教委の善住喜太郎教育長が「琵琶湖からの故郷の風景を目に焼き付けながら、琵琶湖の環境について真剣に考えて欲しい」と激励。児童を代表して城北小の大塚康太郎君(10)は「2日間、城西小、亀山小の皆さんと仲良くしたい。『湖の子』で楽しみながら学習できるようがんばりたい」と話していた。その後、保護者らがスカーフを振って見守る中、児童たちは1泊2日の旅に出航していった。
 現在の湖の子は35年が経過し、電気配線や配管などが老朽化しているため、新しい船が約30億5000万円をかけて広島の造船所で製造中。来年3月16日に竣工式が行われる予定で、5月から新しい湖の子が船出する。なお現在の湖の子は来年3月1日までの全96回のスクールを終えると、「引退」となる。

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