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2018年11月16日金曜日

台風21号で倒壊の屋形船船着場の建物を再建し安全祈願祭

 彦根城の内堀で運航している屋形船の船着場が、9月4日の台風21号の影響で倒壊。運営するNPO法人小江戸ひこねは船着場の建物を再建し、11日に安全祈願祭を行った。
 屋形船は彦根城築城400年祭が開幕した翌日の平成19年3月22日に運航を開始。同時期に建てられた玄宮園前の船着場は約50平方㍍の広さに、屋根付きの券売所や待合スペースを備えた木製の建物がある。
 台風21号により屋根が堀まで吹き飛ぶなど建物が倒壊した。3日間ほど営業を中止し、以降はテントを張っていたが、10月8日から30日にかけて建物を再建した。崩壊前の部材を再利用したほか、柱を太くするなど頑丈にした。
 安全祈願祭には同団体のメンバーら10人が出席。利用客の安全を願って、千代神社の布施博章宮司が清めの祓いを行った。同団体の棚橋勝道理事長(58)は「柱も太くなり再建できて良かった。これからも安心、安全の運航を心がけていきたい」と話していた。

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