棒サッカーは長さ12㍍×幅90㌢のコートの両サイドに高さ約40㌢の壁を設け、1チーム11人ずつが対面する形で座り、一人ずつが長さ1㍍ほどの棒をサッカーボールに当てながら左右どちらかのゴールに入れるスポーツ。高齢者施設などでレクリエーションの一環として実施されていたが、大阪府豊中市の施設が要介護の高齢者でも取り組めるようルールを制定。2013年には日本棒サッカー協会が設立された。
若葉会のメンバーが昨年12月にテレビで同協会の取り組みを知り、今年1月から金亀体操の活動の一つとして導入。同協会の会員の指導を受けながら、64歳から92歳のメンバー52人が毎週水曜朝に練習してきた。最高齢の柳原當江さん(92)は「棒サッカーを体験してから薬がいらなくなり、元気になりました」と笑顔を見せていた。
棒サッカー全国大会は同協会主催で介護施設や老人ホームの利用者を対象に開いており、先月22日に豊中市内で開催した6回目の大会には全国から計32チームが出場。若葉会を含む6チームがアクティブシニア(元気な高齢者)のリーグで対戦し、同会の3チームが金銀銅のメダルを独占した。
同会代表の小野林良子さん(63)=日夏町=は「棒サッカーをしてから会の雰囲気がさらに良くなりました。介護ゼロを目指してこれからも取り組みたい」と話していた。見学も受け付けている。問い合わせは小野林さん☎090(7346)8125。
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