彦根市は、すでに登録済の姫路城との差別化を図るため、江戸時代の武士が城とその周辺に住み、一体となって統治していた社会構造に着目。「彦根城が武士による統治の仕組みを表した代表的な城だ」として、天守、櫓、藩主が住んでいた表御殿跡、旧藩校の弘道館跡、槻御殿、玄宮園、重臣屋敷の中堀より内側と埋木舎の範囲で登録を目指す。
県も彦根市の考えに同意。新設する彦根城世界遺産登録推進室では、「推薦書原案」の作成に向けた学術会議や、学術会議委員・外国人研究者らによる国際会議の開催、市と設置する協議会で機運醸成のための広域的な啓発活動を行う。
県と市は2022年度に国からユネスコへ推薦書の提出、翌年度にユネスコからイコモスへの諮問とイコモスの現地視察を経て、24年度の登録を目標にしている。
0 件のコメント:
コメントを投稿