シェアハウスは1軒の住宅などを複数人が共有する居住スペースで、賃貸料や光熱費が安価になるなどの利点がある。彦根市内などでも古民家を活用し学生たちが一緒に暮らすシェアハウスがあるが、沖本さんによると、外国人と日本人の国際交流を目的にしたシェアハウスは県内で初めてだという。
沖本さんは2017年2月に1カ月間、オーストラリアで語学留学をした際、さまざまな人種が当たり前のように生活している姿を知った。昨年4月からは休学し、東京都内の各所のシェアハウスで暮らしながらベンチャー企業で起業の仕組みを学ぶうちに、「オーストラリアのような国際交流ができる環境を彦根にも作ろう」と決意。
中藪町の民家活用
6人用の4部屋
旧友が住んでいて空き家になっていた中薮町の築27年の民家を借り、昨年11月から約1カ月間、クラウドファンディングをして約61万円の支援を受けた。シェアハウスの対象者は国際交流をしたい30歳までの男女。男女ごとの2人部屋2室と1人部屋2室の計6人が一緒に暮らす。トイレや風呂、台所、座敷もある。
沖本さんは「滋賀大や県立大の学生、留学生をはじめ、若者たちが彦根に愛着をもってもらえるための一拠点にしたい」と説明。今後は起業を目指す若者たち向け新たなシェアハウスのオープンも計画している。見学随時。問い合わせは沖本さん☎080(8307)3172。
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