同町の職員が今年9月に旧校舎の理科準備室の棚で保管用の缶に入れられた16㍉のフィルム2巻を発見。缶のラベルには「校舎新築工事場実況 新校舎竣工祝賀会実況」「校舎新築記念体育会実況」と記されていたほか、それぞれに「発送者住所氏名」と「発送年月日」も書かれていた。
撮影から80年近く経過し、劣化が激しかったため、豊郷町は復元に向けて映像研究の実績がある立命館大学に相談。東京光音(東京都狛江市)で復元し、立命館大でデジタルコンテンツを作ることになった。私財を投じて建築にあたった丸紅商店専務の古川鉄治郎や設計を担当したヴォーリズが写っている可能性もあるとして、同町と立命館大学、丸紅などがプロジェクトチームを設立する。
関連議案を12月町議会に提案。東京光音がフィルムを復元し、立命館大がデジタルコンテンツを作成した後、同町では上映会を開くなどして地域振興に役立てていく。
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