2015年1月31日土曜日

彦根で唯一の助産院NORIKO北永さんが女性にアドバイス

 彦根市内で唯一の助産院を経営している助産師・北永紀子さん(50)=彦根市宇尾町=に、妊娠を希望するまたは出産を控える女性への助言などを聞いた。
 北永さんは、助産師として公立病院の産科などで約20年間勤務した後、独立開業を決意。平成16年12月、自宅の一角に助産院「NORIKO」をオープンした。
 当初は産後の乳房マッサージや母親たちが集まるサロンなど分べんは取り扱っていなかったが、開業してから半年ほど経過した時に一人の妊婦から懇願されたのを機に分べんを担うようになった。
 助産院が担う分べんの仕方は、助産師が医療機関に赴いてのオープンシステムと自宅出産がある。利点は妊娠期間から出産時、産後までを一人の助産師が担当することで信頼関係ができ、妊婦が安心して出産できること。
 自宅出産などを希望する妊婦の多くが、医療機関の分娩台での出産、尿道へのカテーテル挿入や点滴、誘発分べんなどの医療行為に抵抗感を示しているという。
 一方で北永さんは「出産は一つ間違えると母子の命を無くすことになる」と忠告した上で「モニターに映る赤ちゃんの画像だけを見て、バーチャルの世界だと思っている妊婦がいる」と指摘。
 「妊娠は自分の体に起こっていることだと認識し、産科医や助産師任せではなく、自分の体を自身で作ることができる女性が増えてほしい。そのためのアドバイザーとしての役割が助産師の仕事」と解説。「『赤ちゃんができた!』ではなく、神様から授かった命だという認識を大切にしてほしい」とも話していた。

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