2015年8月12日水曜日

東郷平八郎と乃木希典の肖像画展示、旧豊郷小学校で戦時中は講堂に掲揚

 旧豊郷小学校で、元帥海軍大将だった東郷平八郎(1848~1934)と、日露戦争時に旅順攻略戦を指揮した元陸軍大将・乃木希典(1849~1912)の肖像画が31日まで展示されている。
 この肖像画は、同校が開校した昭和12年から戦争終結まで講堂の南側に掲げられていたとされ、いずれも佐賀県出身の画家・松尾松濤(しょうとう)が描いた油絵(縦104㌢×横84㌢)。
 東郷は元薩摩藩士で、明治時代の日清・日露戦争では日本海軍の指揮者として勝利に貢献し、日本の国際的地位を上げた人物として知られる。
 乃木は元長府藩士で、日露戦争時の旅順を攻略する戦いを指揮したほか、後の昭和天皇の教育係も務め、明治天皇の後を追って殉死した。
 同校には昭和の戦時中の戦意高揚を目的に掲示されたとみられる。終戦後に取り外され、現在は同校開設の資金を寄付した古川鉄治郎の肖像画と校歌の額が代わりに掲げられている。
 展示場所は同校2階の理科室。31日まではほかに、空襲時に飛行機を監視するための「航空機距離及び高度測定器」と、米軍の通信兵が使用した電池(バッテリー)も展示している。
 見学対象は理科室や理科準備室、貴賓室など普段は非公開の部屋が見学できるツアーの参加者のみ。ガイドブックとガイド付きで、4人以上の場合が一人600円、10人以上が500円。申し込みは1週間前までに豊郷町観光協会☎(35)3737。

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