エフエムひこねと滋賀彦根新聞社は、告示前の4月17日、市長選の立候補者を招いてのラジオ討論会を開き、市立病院や経済・雇用対策の問題で熱い討論が繰り広げられた(以下敬称略)。
医師不足や経営難に陥っている市立病院について―。
大久保貴「悪い循環を断ち切るためにはどうあるべきか、院長を副市長に格上げして、再生へのシフトを敷く。市民が当事者となり、一緒に再生を果たしたい」。
辻橋正一「市立病院の問題は医師不足に尽きる。1つの大学だけから医師を確保するのではなく、色々な医大と交渉する必要がある。再建に真っ先に取り組む」。
獅山向洋「1つの病院からではなく、3つ以上の大学病院から来て頂いている。医師を集めれば良いだけでなく、部長級が来てもらわなければならない。無いそでは触れないといえる」。
和田裕行「まずは風評被害を取り払わなければならない。街ぐるみで医者を迎える体制づくりをすることと、良い設備を整えなければならない。そのための財源を捻出したい」。
伊藤善規「評判が悪すぎるため、市長就任時は一度、当直勤務を体験し、その実態を把握したい」。
経済活性化と雇用対策について―。
大久保「中学校給食や、ごみの堆肥化、病院・介護サービスで100人程度の雇用は確保できる」。
辻橋「南回りと北回りのルートを設けることで、滞在型観光が生まれ、産業も生まれる。郷土出身者のネットワークを作り、情報を集めることで、企業誘致にもつなげたい」。
獅山「お金が動くことをやっていく必要がある。住宅リフォームの補助やプレミアム商品券など、行政はきっかけをつくるものだ」
和田「彦根は城だけでなく、宿場町など様々な宝があり、その活性化により数年で効果は出てくる。産官学が連携して起業家を育成するためのシステムの構築も必要」。
伊藤「高宮駅から市立病院、県立大学方面に路面電車を走らせることで、土木産業、河川事業が生まれる。具体的に仕事を出していかなければならない」。
討論会の最後には1人ずつがコメント。
大久保「病院再生、中学校給食、子育て支援などの体制を整えていきたい」。
辻橋「市民の声を聞いて、市民と協力して、病院や福祉、教育の問題に取り組みたい」。
獅山「歴史まちづくり、定住自立圏など国の支援を得ながらの手法が行政本来のやり方だ」。
和田「彦根には宝が幾つもある。子どもたちにツケを回さない30年後を見据えた街づくりをしたい」。
伊藤「芹谷ダム建設の復活を何としてもやりたい。スッポンのように知事に食らいつく」。
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2009年4月21日火曜日
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