2009年4月13日月曜日

彦根市長選公開討論会、立候補予定者5人が登壇

 彦根市長選挙(19日告示、26日投票)の立候補予定者の大久保貴(45)、獅山向洋(68)、辻橋正一(61)、和田裕行(38)、伊藤善規(61)=出馬表明順、敬称略=を迎えての公開討論会が12日、ひこね市文化プラザで開かれ、約210人の市民が傍聴した。以下、テーマごとの各氏の意見要旨(発言順)。
 【行財政改革】
 ◇和田「まずは人件費の削減をしなければならないが、削るだけでなく、自主財源の確保にも努める。補助金についても、いったんゼロベースにして、必要な所に補助していきたい」
 ◇獅山「借金が悪、公共事業が悪だという考えは改めて頂きたい。お金を集めて一事業をするのが政治。借金をして未来の子どもたちのために教育施設を作ることは大切なことだ」
 ◇伊藤「1169億円の借金を解消するには歳出の削減が必要。市長の退職金をゼロにし、市職員の超過勤務手当のカットで年間6億5000万円の削減ができる」
 ◇辻橋「市長の報酬2割カットと退職金をゼロにする。本丸は人件費削減。中地区公民館が任意団体になったように、市民活動団体やNPOと共同で進めていきたい」
 ◇大久保「借金は決して悪ではない。収入が減っていく中で必要なことは時代感だと思う。分かりやすい会計にしていきたい」
 【地域振興】
 ◇獅山「税収が増えることは望めないため、交流人口を増やすことを重視する。観光客に来てもらって、彦根にお金を落としてもらう。観光と、新しい地場産業を育てたい」
 ◇伊藤「京橋口櫓門の復元事業と、定住自立圏構想の中で高宮駅を拠点として病院や県立大学方面へ路面電車を走らせたい。ビッグ事業になる」
 ◇辻橋「築城400年祭は大きなチャンスだったが、観光客は長浜に勝てていない。稲枝や荒神山の南周遊コースや、鳥居本の北周遊コースを作りたい。農業振興にも取り組みたい」
 ◇大久保「観光、農業、医療、介護の分野で地域振興を図りたい。江戸時代以前の荒神山などももっと発信していきたい。彦根で国際会議が行われるようにもしたい」
 ◇和田「彦根は宝の山。佐和山、鳥居本、荒神山など観光資源として十分、活用できる。赤をテーマに街づくりを進めてきたが、黒壁の黒で勝負している長浜と、赤と黒で勝負したい」
 【医療(市立病院)、福祉】
 ◇辻橋「市立病院の1人の医師が7部門を担当するなど失敗している。1医大ではなく、複数の医大とパイプをつながなければ。市外の病院で働く彦根出身者のUターンも促したい」
 ◇大久保「赤字経営だというが、ランニングは悪くない。開業医と勤務医が協力し、紹介率を上げ、ベッド数が埋まるような、受け入れの体制づくりが大事」
 ◇和田「お金をどうやって生み出すか。十分な収入を確保しなければならない。開業医のネットワークを構築し、地域医療を行っていく。ミニコミ紙などで開業医を紹介したい」
 ◇獅山「市立病院の産科医は、民間診療所が1軒しかなかったため、負担が重く2人も辞めた。医師に魅力ある病院にするため、待遇面の改善や、医療器具の導入に努めた」
 ◇伊藤「高齢者か障がい者の福祉なら、障がい者の方にウエートを置きたい。重度の施設の定員を増やすようにしたい」
 公開討論会では、1人がほかの4人に質問する形式も取り入れられた。そのうち、現職の獅山市長から自身が推進する芹谷ダムについて、4人に質問した。
 ◇伊藤「嘉田知事には是々非々の姿勢をとりたい。少年時代に洪水による被害を受けた経験があり、知事にはダム建設の必要性を訴えたい」
 ◇辻橋「NPO芹川でのアンケートで地域住民の75%が河川整備、ダム建設は8%だった。地域住民は河川整備をしてほしいという願いをもっている」
 ◇大久保「県と一緒に現実的な対応をしていくのが市民の利益になる」
◇ 和田「ダムは必要だが、いまの時期ではない。100年に一度の経済危機の方に重点を置くべきだ」

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