2009年5月29日金曜日

過去最悪の児童虐待数 たばこ押しつける親も

 彦根市内の昨年度の児童虐待に関する報告件数が、データを取り始めた平成13年以降で最悪の69件(前年50)だったことが、市への取材で明らかになった。
 虐待の種類別では、身体的が41件(27)と最多で、食事を与えないなどのネグレクトが18件(18)、暴言を浴びせるなど心理的が8(5)、性的が2(0)と続いた。中には、たばこを手や足に押しつけてやけどを負わせるなど悪質なケースもあった。
 虐待者は、母親が51件、父親24件、祖父母1件で、両親ともの虐待も7件報告された。通告先は、学校が18件とデータ収集以来最多で、市保健センター10件、保育所9件、市町のほかの課8件、近隣住民と家族・親戚が6件ずつ―と続く。
 児童虐待の報告件数の増加原因については、児童虐待への関心の高まりのほかに、市家庭児童相談室では「親の精神的な病」「子育てに悩む保護者の増加」「経済的困窮」をあげている。解決策として市は、県が進める「オレンジリボン」による啓発やシンポジウムの開催をあげているが、より根本的な支援策が求められる。
 児童虐待に関する問い合わせは家庭児童相談室℡(23)7838へ。

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