力石は、築約250年の歴史的な町家で元々は寺子屋だった。平成17年にはNPO法人彦根景観フォーラムが改修しセミナーや交流の場として活用されてきた。火災により母屋部分が全焼したが、通り側の建物は延焼を逃れた。
火災翌日からは、地元住民や市民有志、大学教授、彦根工業高校の生徒ら延べ約200人が、廃材の撤去や通り側の建物の屋根の補強などをした。今後は3月末までを1期目の工事として、延焼した隣りの建物2棟の解体と力石の改修を行う。伝建地区に指定される場合の来年春ごろまでには2期目の工事を行い、焼失した部分の整備と通りから見た家並みを元に戻す。改修費の一部として、彦根景観フォーラム、花しょうぶ通り商店街振興組合、家主が100万円ずつ、LLP(有限責任事業組合)ひこね街の駅が200万円を負担している。
力石の再興に向けて募金活動も始まっており、実行委員会(委員長・山崎一眞彦根景観フォーラム理事長)では法人と個人から幅広い支援を求めている。
実行委員会は彦根景観フォーラム、LLPひこね街の駅、花しょうぶ通り商店街振興組合などで組織。力石の改修費用などで1000万円を目標に募金活動をしている。6月末まで。
法人は一口5万円、個人は一口1万円、小口個人は一口1000円。ゆうちょ銀行に以下の2口座を開設した。
①口座名「まちづくり結募金」、郵便局からは口座「14620―22294441」、そのほかの金融機関からは店番「468―2229444」。
②口座名「NPO法人彦根景観フォーラム」、郵便局からは振込口座「00950―6―254981」、店番「099」当座「0254981」。問い合わせはひこね街の駅戦国丸℡0749(27)5058へ。
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