滋賀県立大学(彦根市八坂町)は来年4月に、外国語教育を専門にした「国際コミュニケーション学科」を新設する。
県大にはすでに国際教育センターがあり、外国語教育に取り組んでいるが、グローバル化が進む世界で活躍できる国際的な人材を育成しようと、人間文化学部に同学科を設けることにした。同学科の設置に伴い、同センターは来年3月31日で廃止される。
定員は1学年50人。外国語は英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、モンゴル語。そのうちの2カ国語か英語だけの文法や会話、各国の政治や文化、英語での討論などを取り入れる。
海外留学も単位認定として推奨。県大と学術交流協定を結んでいる8カ国のうち、米国、ドイツ、中国、韓国、モンゴルの各国の大学で最長1年間の留学制度を設け、その費用の一部を大学で負担する。
曽我直弘学長は「グローバル化、多文化共生という時代の変化に対応することが必要。この学科が中心になって大学全体の国際化を牽引してもらいたい」と話している。
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