日本人初の9秒台へ
―昨年は数多くの大会に出ていましたが
桐生 昨年は約50本のレースに出て、幾つかの課題に対して走りながら考えている感じでした。しかし今年は、大学では日本インカレ(日本学生陸上競技対校選手権大会)、国際大会では米国で世界ジュニア陸上競技選手権大会があり、練習とレースのメリハリをつけてのぞみたいと思います
―課題とはどの部分でしょう
桐生 幾つかありますが、例えばスタートの際、しっかりできる場合と、そうでない時があります。またトップスピードもまだまだで、もう一段階上げていかなければいけません
―特にトレーニングで心がけている体の場所は?
桐生 下半身です。特に腰回りを鍛える必要があるため、スクワットを基本に筋力アップをしていきたいと思います。上半身も大切ですが、下半身の安定がまずは大切だと考えています。上半身は東京オリンピックがある2020年をめどに鍛えていきたいと思います
―昨年の世界陸上で、世界記録保持者のウサイン・ボルト選手=ジャマイカ=ら海外の選手の走りを競技場で見た感想は?
桐生 海外の選手は体のつくりが違い、走り方も異なります。だから、まねをしようとは思いません。自分の理想とする走りを極めていきたいと思います
五輪での活躍期待
―国民は日本人初の9秒台を期待しています
桐生 まずは10秒0台をコンスタントに続けて、そのどこかで9秒台が出せれば良いなと思っています
―今年の目標は
桐生 「(10秒0台の)アベレージを高くしよう」が今年の目標です。10秒0台を出し続けて、どこかで9秒台が出れば良いな、という感覚で練習をする方が自分にとってプラスになると思います
―2016年にはブラジル・リオで、20年に東京でオリンピックがありますが
桐生 まずは両方のオリンピックに出場することが夢です。そのためには、海外の選手たちと対等に勝負できる体作りに努め、オリンピックでは決勝に進めれば良いと思います
―彦根市民も応援しています
桐生 昨年は4月に10秒01を出しましたが、超えることはできませんでした。今後も注目してもらえるよう、がんばっていきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。 (了)
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