2018年4月14日土曜日

彦根・警官殺人、事件数時間前に巡回する2人と住民が会話

 彦根市の河瀬駅前交番内で11日夜、男性巡査(19)が井本光(あきら)巡査部長(41)を拳銃で撃って殺害する事件が発生。滋賀彦根新聞が周囲の住民に聞き込みをしたところ、事件発生日の午後3時頃、2人が巡回している姿を数人の住民が目撃。そのうち30歳代の主婦の女性は自宅を訪問してきた2人と会話していた。
 主婦の女性によると、2人は住所確認のため巡回。玄関口で井本巡査部長が対応し、その一歩後ろに巡査がいたという。数分のやり取りだったが、その時の巡査の様子について、主婦の女性は「無表情で、愛想がない感じだった」と話していた。
 また別の30歳代の女性によると、先週に近くに住む友人が河瀬駅近くで、逮捕された巡査にシートベルトの検問で車を止められたが、友人はシートベルトを着用していたため、駆けつけた井本巡査部長とみられる上司が謝ってきたという。またこの30歳代の女性は、いとこが事故をした際、井本巡査部長が対応したといい「いとこは優しい警察官だったと言っていた」と話していた。

 県警は12日、同僚警官を拳銃で撃った殺人の疑いで、河瀬駅前交番に勤務する地域課の男性巡査(19)を逮捕した。県警捜査一課によると、11日午後8時17分ごろ、愛荘町の田んぼにパトカーが突っ込んでいるとの通報が近隣住民からあった。駆けつけた署員が河瀬駅前交番の車両だと確認し、交番内を見たところ、井本巡査部長が頭から血を流して倒れているのを発見。井本巡査部長は搬送先の病院で午後10時6分に死亡が確認された。
 巡査は11日午後7時47分ごろ、いすに座っていた井本巡査部長の背後から拳銃2発を打ち、その後パトカーで逃走。乗り捨てて、歩いていた12日午前1時35分ごろ、愛荘町川久保で捜査中の警官に見つかり、逮捕された。巡査の拳銃は乗り捨てられたパトカーから約600㍍離れた田んぼの中で見つかった。容疑を認めているという。巡査が撃った弾は井本巡査部長の頭と背中に当たっていた。井本巡査部長と巡査は11日午前8時半から2人で勤務していた。
 巡査は昨年4月に採用され、今年1月29日に彦根署に配属され、市内の別の交番勤務を経て3月から河瀬駅前交番で勤務していた。

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