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2009年4月17日金曜日

彦根市政展望④観光施策へ本腰を入れよ

 「彦根の観光は日帰りで十分こと足る」―。これは、滋賀大学産業共同研究センターがさきごろ発表した「平成20年の彦根市観光に関する経済効果測定調査・報告書」でのまとめの一文だが、現在の彦根の観光を如実に表している。
 この報告書では、20年の観光客数185万人のうち、90%の164・4万人が日帰りだった。また、観光客の飲食費や土産購入費など観光消費額は170億円で、それに伴う経済波及効果総額は331億円と推計したが、築城400年祭を一年間として計算した場合の19年の経済波及効果総額は507億円に達していることから、35%も一気に減少したことがわかる。
 立ち寄り地点は、彦根城内44%、夢京橋キャッスルロード28%、四番町スクエア15%と、この3地点がほとんど。これらの調査結果から、「彦根は城周辺のみが観光エリアで、日帰りで十分回れる観光地だと思われている」と汲み取れる。彦根出身のジャーナリスト・田原総一朗氏が「彦根の観光はごみだけ落ちて、金が落ちない」と揶揄するのも頷ける。
 以前から課題にあがっているが、市内の寺社仏閣や芹橋地区、七曲がり仏壇街、花しょうぶ通り、高宮・鳥居本宿、荒神山、稲枝地区へ、いかに観光客を周遊させるか―、世界遺産登録を夢物語に終わらせないためにも、もうそろそろ本腰を入れる必要があるのではないか。         (山田貴之)

1 件のコメント:

www.ibuykorea.com さんのコメント...

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