名神高速道路の彦根インターチェンジ(IC)と八日市IC間の愛荘町に計画されている「湖東三山スマートIC(仮称)」の設置を巡り、滋賀2区で3選を果たした民主党の田島一成衆院議員が「再検討」の姿勢を示していることに、彦愛犬の首長が4日夜、田島議員の事務所(中央町)を訪れ、真意の確認と設置要望をした。
スマートICは、高速道路の本線やサービスエリア、バス停から乗り降りできるETC専用のIC。簡易な料金所の設置で済み、従来のICに比べて低コストに。「湖東三山スマートIC」の建設費は計約19億円で、国が約13億5000万円、県が約2億5000万円、中日本高速道路会社が約3億円を負担する予定。今年6月には国交相も視察に訪れ、その後、国交省が認可した。自民党前職の藤井勇治氏がさきの衆院選などで誘致実現の実績をPRしていた。
4日の会談で、愛荘町の村西俊雄町長は「スマートICの設置は地元の30年来の悲願。地元の期待を背負っており、大きな不安がある」と話した。
これに対して、田島議員は「ICの設置への協力は惜しまない」とした上で、「マニフェストで高速道路の無料化を挙げており、ETC専用は不要な理論になる」「無料化にした場合は湖東三山を含めて数多くのICを設置するべきだ」と述べた。
過去の恨み節も
また会談の場では、湖東三山IC建設促進期成同盟会のメンバーに田島議員が入っていなかったことに、同議員が「野党だったからか、入りたいと言っていたが、残念なことに入れなかった。(机の上に広げられた)平面図も初めて拝見した。計画を知る術もなく今日に至ったのは事実」と皮肉った。
これに対し、首長からは元町長の名をあげながら「過去の政治体制が原因にあった」と理解を求めていた。
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