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2009年11月20日金曜日

藩主使用の船着場跡 彦根城内堀で見つかる

 彦根城内の広小路(裁判所前)近くの内堀で、江戸後期に作られたとみられる「舟入(ふないり)」(船着場)跡が見つかった。28日に見学会が開かれる。
 天保7年(1836)作成の「御城下惣絵図」では、内堀沿いの舟入は広小路、米蔵(梅林)用、楽々園の3カ所で確認される。そのうち、藩主や要人が利用したのは広小路と楽々園の場所で、舟を入れられるエリアもある。
 文化財課は8月から(来年3月まで)内堀の5カ所で石垣の補修工事をしており、その中で絵図に描かれていた広小路エリアの発掘を行い、先月中旬に舟入を確認した。幅約16㍍・奥行きは調査中。
 文化13年(1816)の古文書には「十一代藩主・直亮が表御殿を経由して『広小路御舟着』より乗船し、追手橋(大手橋)下、弘道館(西中)前、山崎御門橋下を舟でお通りになられ、松原御下屋敷に御着船・・・」などと書かれている。
 文化財課によると、古文書に登場することや周辺の石垣が落とし積みという工法が用いられていることなどから、江戸後期に作られたとしている。
28日に見学会
池田家長屋門も
 市教委文化財課は28日午後2時から、広小路の舟入跡と、発掘調査中に馬屋跡が見つかった旧池田家長屋門(尾末町)=市指定文化財=の見学会を開く。
 彦根藩中流武士の池田家は主屋と長屋門から成っていたが、現存は長屋門のみ。昭和48年4月28日に市文化財指定。今年5月から解体工事が行われ、先月11日には見学会が開かれた。発掘調査中に馬屋の跡が発見された。平成22、23年度に再建工事が行われ、23年度中に完成する。
 見学会の集合場所は市民会館正面玄関前。小雨決行。先着50人。申し込みは27日までに市教委ホームページか文化財課℡0749(26)5833へ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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