2010年3月4日木曜日

彦根城の屋形船4隻目「柳王丸」運行開始、観光客周遊目指し山崎郭前に船着場も新設

 彦根城の内堀で屋形船を運航しているNPO法人小江戸彦根(棚橋勝道理事長)は2日から、4隻目となる「柳王丸(りゅうおうまる)」の運行を開始。また観光客の周遊性を広げるために城内の山崎郭前に新しい船着場を整備した。
 彦根城築城400年祭を機に運航を始め、第1弾の「掃部(かもん)丸」(平成19年3月)以降、「万千代丸」(同8月)、「中将(ちゅうしょう)丸」(20年3月)を製作。運行開始から今月で3年目を迎え、乗船客は延べ約3万1000人。
 柳王丸は、船体が長さ約11㍍・幅約2・4㍍で、高さ約1・4㍍の屋形を取り付けた。鈴竹工務店(豊郷町)代表の鈴木大祐さん(44)=彦根市東沼波町=が製作を担当。屋形の屋根には彦根仏壇の漆塗りや飾り金具、金箔押しの技術を取り入れ、外観を江戸時代に実際に運航されていた「本物」に近づけた。
 またお年寄りや障害者が安心して乗り降りできるよう乗降口のスペースを広めにしたほか、屋形の高さを高くし、屋根も取り外せるようにした。名称は井伊直弼の雅号「柳王舎(やぎのわや)」から採用。
 柳王丸の運航に合わせ、山崎郭前にも下船専用の船着場を整備。山崎郭周辺や滋賀大学の陵水会館、ヴォーリズ洋館、スミス記念堂などの遺産へ観光客が訪問できるようにした。
 お披露目会で棚橋理事長は「屋形船の製作はこれを最後にし、彦根の観光資源として定着させたい」と話した。
 なお屋形船の運航時間は1時間間隔で、平日が午前10時~午後3時、土日祝日が午前10時~午後4時。乗船料は中学生以上1200円、小学生以下600円、3歳以下無料。予約も可。問い合わせは小江戸彦根℡080(1461)4123へ。

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