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2013年2月3日日曜日

「日本維新の会のキーマンは浅田均、橋下徹は看板」、辛坊治郎さん彦根で

 元読売テレビアナウンサーの辛坊治郎さんが30日、彦根ビューホテルで「どうなる 日本の政治経済」をテーマに講演し、政治の裏話などを披露した。
 辛坊さんは日本経済について、いわゆるアベノミクスの最大の不安として日本の国債の金利が上がることをあげ「金利が上がると、日本はいったんクラッシュの方向へいくことになる。日本銀行が国債を買っている間は政府も借金できるが、金利が3%にもなれば、もたなくなる」と指摘した。
 日本維新の会の橋下徹氏については、大阪府知事時代に10年ぶりに黒字に転換させて現在まで5年連続で黒字化になっていることをあげ、「めちゃくちゃなことをしたから、彼を恨んでいる人はかなりいる。彼の周囲にいる警備も増えてきた」と心配した。
 政治の裏話としては、維新の会と太陽の党が合流する前にインタビューをした石原慎太郎氏から、維新の会との合流の仕方について相談を受けたことをあげ「橋下徹は看板で、キーマンとなる決定権はすべて浅田均・大阪府議にあることを教え、その後、合流は成功した」と、合流までの舞台裏を明かした。
 情報の見方については「政治家は世論ばかり気にしており、大事な問題は先延ばしになっている。だから世論が賢くなるしかない」「目の前にある情報はうそが多い。自分の立ち位置をしっかりと決めて、情報を見極めないと」とアドバイスした。辛坊さんの講演会は彦根商工会議所主催で、約500人が来場した。

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