2013年8月22日木曜日

「反自然」からの脱却を

 お盆休みを利用し、家族と共に山形県小国町(人口約9000人)を訪れ、周りにほかの家がない大自然に囲まれたログハウス「いのちのアトリエ」=写真=に4泊5日で宿泊してきた。
 いのちのアトリエは、肉や魚、乳製品、砂糖などを一切使わずに、雑穀と野菜・果物など「自然な食材」で作った料理(通称・つぶつぶ料理)の考案者・大谷ゆみこさんの3階建ての自宅。国産の木材を使って昔ながらの工法により、建坪約158平方㍍、延べ床面積約363平方㍍で建てられている。つぶつぶ料理を学ぶ会員の宿泊体験やワーキングステイとしての利用のほか、正月とお盆にはオープンハウスとしても開放している。
 今年のお盆のオープンハウスでは、青森から広島までの10組ほどの家族など、大人26人、子ども17人が共同で宿泊。1日二食でつぶつぶ料理を一緒に食べながら、川遊びや野菜の収穫体験、竹の伐採、流しそうめん、近くの学校で野球・サッカーなどをして楽しみ、夕食後は昔ながらの製法で作られた日本酒や、たかきび焼酎、有機ワインを飲みながら、夜な夜な交流を深めた。また、携帯電話の電波は届かず(使いたい人はWi―Fiを活用していたが)、新聞やテレビも見ない「独立」した生活空間も堪能した。
 小生たちは、大量生産された商品や食材を使った料理を食べ、携帯電話やテレビ、エアコンなどは欠かせない、いわば人工的な「反自然」の生活を当たり前のように送っているが、冷静かつ客観的に見た場合、どちらが元来の人間の生活に近いかは瞭然である。
 オープンハウスに参加した私を含めた男性陣はさまざまな職に就いていたが、小生を除くほとんどが休日などを利用して農業をしていたことには驚きと共に、人間としての「遅れ」も感じた。
 小生は仕事の付き合い上、時には反自然的な生活(酒宴など)を送らざるを得ないが、できる限り抑制しながら、より人間的な日々を求める意識を大切にしていきたい。【山田貴之】

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