2015年5月20日水曜日

学習療法で認知症改善のドキュメンタリー映画 彦根で試写会

 米国の認知症患者が学習療法で症状が改善していく様子をえがいたドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」の試写会が6月10日に文化プラザエコーホールで行われる。今月9、10日には願乗寺(錦町)と稲枝地区公民館で計5回の試写会があり、いずれもほぼ満員だった。
 映画は、脳科学者として世界的に知られる東北大学の川島隆太教授が考案した足し算や数字を正しく配置する認知症改善プログラム(学習療法)を取り入れた米国の高齢者施設が舞台。自分の名前が書けず、息子や孫の名前や顔を忘れ、性格が暗くなった90歳代の認知症の女性2人が学習療法を半年間体験し、家族の名前を覚え、性格が明るくなり、最後には担当した職員の名前も覚える様子を追ったドキュメンタリー。
 製作は仙台放送で、平成25年に日本で上映されたが、滋賀県内では上映されなかったため、県内の高齢者施設など約20団体が上映会に向けて今年4月に実行委員会を設立。今夏に栗東、大津、彦根の県内3会場で本上映を開くのを前に各市で試写会を行う「スローシネマ方式」を取り入れた。
 実行委員会によると、全国の65歳以上の15%(疑い含め)が認知症患者で、滋賀県内でも推計約5万人おり、全国の認知症患者のうち学習療法を取り入れている人数は3月時点で1万2180人だという。
 6月10日の文化プラザでの試写会は午後2時~と同7時~。入場無料。問い合わせはホームスイートホーム本部☎(29)0318か同新海☎(20)7475。

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