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2016年4月22日金曜日

熊本地震の被災地支援 油藤商事の青山裕史さんタンクローリー乗り被災地でガソリン給油、くまモン来彦中止・平和堂募金箱設置

 熊本地震の被災地を支援する活動が滋賀県内からも始まっている。ガソリンスタンドを経営する油藤商事(豊郷町)専務取締役の青山裕史さん(44)はガソリンを入れたタンクローリーで16日夜に熊本県へ向けて出発し、翌日から支援活動をしている。
 熊本や大分などでは地震が起こった14日夜以降、さまざまな被害が出ており、ガソリンが不足していることを知った青山さんは支援活動を企画。湖南市の谷畑英吾市長の紹介で熊本市の職員と連絡をとることができ、タンクローリーにガソリン4000㍑を入れて16日夜に友人と出発し、翌朝には熊本市役所に到着した。
 熊本市では公用車分としてガソリン半分を同市役所で降ろした後、水道の復旧作業をしている同市の水道修理組合の車両10台にも給油。その後、阿蘇市に向かい公用車に給油した。タンクローリーのガソリンが空になったため、帰路に就こうとしていたところ、被害が大きかった地域の一つ南阿蘇からガソリンと軽油を持って来て欲しいとの要請を受けた。知人だった大分石油の社長の協力で燃料を補給し、18日午後、南阿蘇へ車を走らせた。
 青山さんは本紙に「今回の被災地支援は様々なつながりで実現しました。できる時にできる事をしっかりやりたいです」と話していた。

 ビバシティ彦根で24日に行われる創立20周年記念の「ゆるキャラ大集合」には当初、熊本県のゆるキャラ・くまモンも参加する予定だった。しかし熊本地震の影響で、主催者側では「くまモンの来彦は難しい状況」としており、くまモンの公式サイトでも「出動中止」としている。

 平和堂は15日、熊本地震の被災地を支援するため、各店舗に募金箱を設置した。平和堂150店、ファイブスター95店、丸善8店など計292店舗に5月1日まで設置している。集まった支援金は日本赤十字社を通じて被災地へ送られる。

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