2016年6月9日木曜日

彦根市広報係の吉井光さん、ギター片手に歌を披露する歌手「吉井ヒカル」の芸名を持つ異色の公務員

 彦根市秘書政策課広報係の吉井光さん(28)は、ギター片手に歌を披露する歌手「吉井ヒカル」の芸名を持つ異色の公務員だ。花しょうぶ通り商店街で開催されるアートフェスタ勝負市のステージにも吉井ヒカルとして登場する。
 吉井さんは京都市生まれ。子どものころから歌や音楽に興味があり、小学生のころには歌のコンクールで全国大会出場を果たすこともあった。
 進学した府立嵯峨野高校では軽音楽部に所属。同級生の女子5人でバンドを結成し、エレキギターを片手に活動した。その頃には「歌手のオーディションを受けたい」との気持ちがあり、音楽専門の大学への進学を考える時期もあった。
 しかし音楽専門の大学は学費が高く、また受験を控えた時期に彦根を訪れた際、琵琶湖や田園風景を見て「京都と比べて空が広く感じ、モンゴルかと思った」との理由から、滋賀県立大学人間文化学部へ入学。県大では市内のリバーサイド橋本通りの空き店舗対策など「商店街活性化プロジェクト」に取り組んだ。
 県大ではアコースティックサウンドクラブに所属し、ボーカルとして活躍。3年生の時には同級生の女性5人(現在3人)とバンドを結成し、社会人になった今も「グラスホッパー」というバンド名で活動を続けている。
 一時は音楽の道に進むことも考えていたが、彦根市職員になった理由について吉井さんは、学生の頃に市内のイベントを手伝う機会があったことに触れながら「地域の中で生きることがおもしろく、学生時代の4年間で彦根というまちが好きになった。この地域のために少しでも役に立てればと思った」と話していた。
 今後については「市外の人から『彦根はそんなことをやっているのか、マジか』と思われるまちにしたい」「彦根の文化的な部分を盛り上げていけるよう、市職員として、吉井ヒカルとして、一市民として、その一角になりたい」と抱負を語っていた。
   (聞き手・文=山田貴之)

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