2016年6月1日水曜日

町の方向性示した芹橋二丁目 まちづくり憲章を作成

 辻番所や足軽屋敷が残る彦根市芹橋2丁目の住民たちが、町の方向性を示した「芹橋二丁目 まちづくり憲章」を作成した。自治会単位で「憲章」を作るのは珍しい。
 芹橋2丁目一帯は江戸時代、彦根藩の足軽・善利組の屋敷があり、幕末期に約700戸の屋敷があったが、現在は約40戸になっており、年々減少。また高齢化世帯や空き家も増えていることから「住民たちの意識が下向きにならないよう」、町の目指す姿を示すことにした。
 憲章の制作には市民有志の団体・辻番所の会が中心となり、昨年6月20日から勉強会を開催。昨年12月には芹橋2丁目の全戸249軒を対象にアンケートも行った。勉強会での内容やアンケート結果を元に、地元住民12人の団体「芹橋二丁目まちづくり懇話会」が憲章を作った。「芹橋二丁目 まち未来物語~まちづくり憲章提案」と題した6ページのA4判の冊子で、400部作成し、ほかの芹橋地区や関連団体に配布した。
 憲章では「歴史に学び現代の暮らしに生かすまち」「住民力を高め災害にも強い安心安全なまち」など5つをまちづくりのテーマに掲げ、これからの姿を目指す上で具体的な例として▽歴史案内板の設置▽芹川並木の保存と水辺の保全▽江戸期の1間半の町割りを生かした街並み整備▽住民による防災会活動の充実▽どんつきの二方向避難路の確保▽防災菜園作り▽空き家利用者とのマッチング▽足軽組屋敷の居住体験などをあげている。
 アンケート調査の結果も紹介しており、芹橋2丁目の特性と課題、まちの将来像などに対する住民の声をまとめている。懇話会事務局長の渡邊弘俊さん(78)は「まちの人が共有できる一つの目標ができたと満足している。これを機に、多くの地域住民の皆さんがまちづくりに協力してもらえれば」と話していた。

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