2016年7月5日火曜日

参院選滋賀選挙区、民進党現職の林久美子候補と自民党新人の小鑓隆史候補にインタビュー、アベノミクスや野党共闘など質問

 7月10日参院選は中盤戦に入る。滋賀選挙区(定数1)には幸福実現党新人の荒川雅司候補(41)、民進党現職の林久美子候補(43)=共産・社民推薦、自民党新人の小鑓(こやり)隆史候補(49)=公明推薦=が出馬している。滋賀彦根新聞は事実上の一騎打ちになっている林、小鑓の両候補に公示前にインタビューを行った。(聞き手・山田貴之)
 【林久美子候補】
 ―現政権への思いは
 林 一言で言えば、腹立たしい。権力者は謙虚であるべきです。自分たちとは違う考えに、いかに耳を傾けるかが、権力者が権力者として存在する資格要件だと思います。今の政権は自分たちと違う考えを切り捨てていて、憤りをおぼえています。
 ―野党共闘の経緯は
 林 大きな力に立ち向かう時はみんなで力を合わせなければいけません。連立政権を組むのではなく、▽集団的自衛権の閣議決定を撤回させる▽安全保障関連法を廃止する▽立憲主義を取り戻す▽現政権を打倒するという点に絞って協定を組みました。
 ―野党共闘に至った最も大きな理由は安保法制の成立ですか
 林 憲法は本来、権力者を縛るための法律。昨年は戦後70年でした。戦争で大事な家族、友人などを失って、そういう悲しみを二度と繰り返してはいけないと、先輩方は歯を食いしばって守って下さいました。私たちはその平和に育まれて育ってきました。私たちが次の世代に、平和にひびを入れた形で、この国を送るのは許せません。
 ―アベノミクスに対しては
 林 答えはNOです。一部の資産を持った人は豊かになりました。実際、年収1000万円以上は全国で28万人増えましたが、年収200万円以下は50万人も増えました。大多数の人は豊かになっていません。個人消費が伸びない原因はお金を使うのが不安だからです。最低保障年金制度を作って老後の安心、非正規ではなく正規雇用を増やす安定雇用、学びたいけど学べない子どもたちのための給付型奨学金の整備をすることが一番の景気対策だと思います。
 【小鑓隆史候補】
 ―官僚時代にアベノミクスの政策に携われました
 小鑓 失業率や賃金など基本的な経済データは良くなっています。ただ、思っていた以上に地方に果実が流れにくくなっています。そのため安倍政権は経済成長のほか、分配に舵(かじ)をきろうとしています。スピード感を持って地方や労働者に果実が流れるような政策にシフトしていきます。
 ―野党共闘に対する考えは
 小鑓 与野党関係なく、国政を動かす時に色んな判断しないといけませんが、考え方が同じ集まりでないと何も判断できません。民主党政権時に党の中で色んなトラブルがあって、国民から低い評価を受けました。基本的な政策が合うことが筋であって、野党共闘は選挙のためだけのアクションととられても仕方ありません。
 ―地方創生に対しては
 小鑓 例えば、人口が減っていく中で、地方で一番大切なのは交流人口を増やすことが大事です。海外から多くの観光客が来てお金を落として頂いていますが、これは人口が増えているのと同じことです。やりたいことを地域で決め、国はやりたいことに必要な資金や材料を支給していく、そういう循環を回していかないといけません。
 ―交流人口も大切ですが、少子化対策の特効薬が出てきません
 小鑓 30年先まで人口が減るのは分かっています。以降、どのようにして人口1億人を維持するのかを考えないといけません。安心して産んでもらい、子どもを伸び伸びと育てる環境を作ることが大事です。安倍政権は新3本の矢で、人を一番大事にしており、その一つが保育園の整備、保育士の確保などです。

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