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2016年11月8日火曜日

石田三成の念持仏がある宗安寺が三成の旗印「大一大万大吉」を印刷したお守り提供

 戦国武将・石田三成の念持仏がある彦根市本町の宗安寺(竹内眞道住職)は、三成の旗印「大一大万大吉」を印刷したお守りの提供を始めた。
 宗安寺は、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで井伊直政が佐和山城跡の山麓に入った際、高崎(群馬県高崎市)から移築されて、それまでの安国寺から改名されたのが始まり。慶長8年に現在の地に移されている。関ヶ原の戦い後に佐和山城が焼失し、山麓にあった瑞岳寺も被害にあったとされ、同寺に残されていた地蔵菩薩像や千体佛が宗安寺の末寺だった称名院(錦町)に移され、その後、宗安寺で保管されるようになった。地蔵菩薩像は石田地蔵尊とも呼ばれ、千体佛と共に三成が大切にしていた。
 宗安寺では、「1人が万民のために、万民が1人のために・・・」の大一大万大吉の思いを広めるためにお守りを作成。縦9㌢×横5㌢の大きさで、三成が豊臣秀吉と出会ったきっかけにもなった「三献の茶」などにちなんで緑色を基調にし、表に大一大万大吉、裏に宗安寺と記されている。
 宗安寺で1個800円で販売。夢京橋あかり館ではお守り袋が500円で売られており、それを宗安寺に持参して、300円で願い事を書く紙とお札を受け取って袋の中に入れる方法もある。その際の観覧料は無料。問い合わせは宗安寺☎(22)0801。

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