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2016年11月9日水曜日

彦根城築城410年祭に合わせてサロンバー・シスルが井伊直政にちなんだカクテル「Naomasa~The Red Ogre(赤鬼)」考案

 来年の彦根城築城410年祭に合わせて、彦根市旭町のサロンバー・シスルは井伊直政にちなんだカクテル「Naomasa~The Red Ogre(赤鬼)」を考案。10月24日から提供している。今年3月には直政の養母で来年のNHK大河ドラマの主人公になる井伊直虎をイメージしたカクテル「Naotora女城主直虎」も制作。同店の人気商品の1つになっている。
 「Naomasa」は「Naotora」と同時並行で創作し、1年ほど試行錯誤を繰り返して考案。「Naotora」と同じく、直政が誕生した浜松の蔵元・神谷権兵衛が作って浜松城の徳川家康に献上したとされる忍冬(にんとう)酒をベースに(30㍉㍑)、ジンジャーウォッカ20㍉㍑、ザクロのシロップとレモンジュース5㍉㍑ずつを配合。井伊の赤備えにちなんで、「Naotora」と同じく赤色に仕上げた。
 家康が愛飲していたとされる忍冬酒に、信頼を花言葉の意味に持つジンジャーと子孫繁栄の象徴のザクロを合わせたことで、「直政が家康から厚い信任を受けながら、井伊家を再興させた」とのストーリーをカクテルで表現したという。「Naotora」はアルコール度数15%で女性をイメージし甘酸っぱく仕上げたが、「Naomasa」は度数25%で甘酸っぱさに少し強めのアルコールとキレの良さを加えたのが特徴。
 オーナーバーテンダーの宮下純さん(40)=城町1=は「飲んで頂いて、直政公が彦根藩の繁栄の礎を築いたことを知るきっかけになれば」と話していた。グラスには直政のかぶとの天衝きをかたどったグレープフルーツも添えられている。1杯950円。営業時間は午後6時~翌午前1時半。日曜定休。問い合わせは同店☎(22)7071。

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